各チームのご紹介

冠血管・大動脈末梢血管治療チーム(飯田 修 副部長統括)

血管疾患に対する治療方針・体制について

昨今の高齢・糖尿病患者さんの増加に伴い、動脈硬化性疾患は増加傾向にあります。動脈硬化性疾患は、緩徐に発症する病態と急速に発症する病態があります。よってそれぞれの病態に対して、適切な診断及び治療を、ひとつの診療科に偏ることなく、チーム医療で行なう必要性があります。

血管疾患に対する治療方針・体制について

心臓・大動脈・末梢動脈に合併した血管疾患のご相談は、当院、循環器内科または心臓血管外科まで、ご連絡ください。

インターベンション部門からのご挨拶

待機的手術に対する治療方針の決定

緊急手術に対する治療体制

スタッフ紹介

冠血管チーム(石原 隆行 主任)

虚血性心疾患に対するカテーテル治療(PCI)は、年間約700症例に対し、POBA、STENT、Rotablator、レーザー血管形成術、方向性冠動脈粥腫切除術などを駆使したPCIを施行しています。診断と治療を含めた総カテーテル件数は、年間2,000例を超え、良好なアウトカムを得ています。

冠血管チーム

本当に治療が必要な患者さんへのカテーテル治療

血管内イメージングデバイスの使用

冠動脈疾患に対するカテーテル治療~患者さんに応じたTRI・TFIの選択~

高度石灰化病変に対するRotablatorを用いたカテーテル治療

24時間365日体制

心臓血管外科との密な連携

大動脈・末梢血管チーム(岡本 慎 主任)

胸腹部大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症・その他の末梢血管疾患(鎖骨下動脈狭窄症等)に対して、積極的にカテーテル治療を行っています。胸腹部大動脈瘤に対しては、心臓血管外科・放射線科医師とのカンファレンスを行い、全身麻酔下でのステントグラフト手術 (年75症例)を積極的に行なっています。下肢閉塞性動脈硬化症に関しては、心臓血管外科・形成外科・リハビリテーション科・創傷専門の看護師と連携し、患者さんにとって一番良い治療は何かを追求しつつ治療方針を決定しています。下肢閉塞性動脈硬化症の極型の重症虚血肢(下肢潰瘍・壊疽)に対しても、カンファレンスに基づき集学的治療を行い、高い救肢率を得ています。平成27年には末梢動脈におけるカテーテル治療数としては全国1位の834症例に対して治療を施行しました。

大動脈・末梢血管チーム

末梢血管チームの特長

末梢血管治療件数の推移

末梢血管治療の戦略

末梢血管疾患に対する臨床研究

カンファレンス

下肢閉塞性動脈硬化症治療の現状

腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療の現状

不整脈・心不全画像診断チーム(藤田 雅史 部長統括)

不整脈チーム(増田 正晴 主任)

不整脈科のホームページはこちら

日本不整脈心電学会認定の不整脈専門医(増田)が不整脈診療を統括しています。2016年2月から新たに「不整脈科」を設置して、これまで以上に、検査、治療において最高水準の医療を提供するためスタッフの教育、機器整備に取り組んでいます。患者さんそれぞれの病態、ご希望に合わせて、薬物治療から侵襲的治療(カテーテルアブレーション、ペースメーカ等)まで最適なものを選択させていただきます。2016年度は兵庫県最大、全国有数の620例の頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーション治療を行っており、このなかには高度な治療が必要な持続性心房細動や心室頻拍も多数含まれます。

心不全画像診断チーム

心不全・画像診断チーム(神田 貴史 主任)

心不全は循環器疾患における21世紀の課題

循環器領域における近年最大の進歩は急性心筋梗塞の死亡率が30%から5%にまで低下させることができたことと言われています。その一方で、循環不全、不整脈を合併する慢性心不全が未解決のテーマとして問題となっています。本邦においても、人口の高齢化による高血圧や弁膜症の増加、生活習慣の欧米化に伴う虚血性心疾患の増加といった 循環器疾患における疾病構造の変化は、心不全増加の要因となっています。厚生労働省の人口動態統計においても、心疾患による死亡は1980年に12.3万人、2000年に14.6万人、2009年には17.9万人と増加傾向であり、今後ますます増加することが予想されています。

心不全における3つのステージ

心不全の病態には3つのステージがあげられます。急性心不全による急性増悪期、急性期を乗り越えた安定期、おもに外来でフォローする慢性安定期です。それぞれ、急性増悪期にはまず症状緩和、血行動態安定が望まれ、亜急性期には原疾患への治療介入が、そして慢性安定期には心不全増悪因子の管理が必要となります。我々関西労災病院ではそれぞれのステージおいてより良い医療を目指しています。

急性増悪期における取り組み<24時間365日救急対応>

急性心不全は昼夜問わず様々な時間に生じます。心不全の急性期に求められる治療は一刻も早いうっ血の解除、血行動態の安定化です。当院循環器内科では、365日24時間救急患者さんを受け入れ可能な体制をとっています。急性冠症候群など緊急カテーテル検査が必要な疾患が心不全の原因として疑われた際には、救急外来到着後30分以内にカテーテル検査、治療が可能な体制となっています。

亜急性期における取り組み<画像診断を中心とした正確な診断と十分な治療介入>

血行動態が安定し急性期を乗り越えた安定期には正確な原疾患の診断、治療介入が必要となります。いうまでもなく、心不全は様々な原因により生じ、原疾患は虚血性心疾患、不整脈、心筋症、弁膜症、腎不全、その他全身疾患など多岐にわたります。当院ではこれらすべての疾患に対し、最新かつ高水準の診断、治療介入が可能です。

その過程で重要になるのが、画像診断です。

当院では心エコー図、320列心臓CT、心筋シンチグラフィ、心臓MRIに関して最新の設備を兼ね備え、診断に苦慮する症例やより詳細に治療効果を判定するために使用しております。

諸検査の年間症例数は、心臓エコー検査7,563例、経食道心エコー検査357例、下肢動脈エコー2,258例、下肢静脈エコー488例、ホルター心電図検査566例、心筋シンチ検査は488例であり、充実した生理検査体制を有しています。なかでも320列CTは、専門医による充実した読影チェック体制をとっており、外来での冠動脈疾患の非侵襲的診断に威力を発揮しています。

心不全の原因 当院での治療の特徴
虚血性心疾患や不整脈 関西屈指のカテーテル治療実績
心筋症 心筋生検、画像診断(CT、MRI、シンチ)を行い正確な診断
心移植を考慮する重症心不全 大阪大学医学部循環器内科・心臓血管外科と密接な連携
弁膜症 毎週心臓血管外科と合同カンファレンスを行い治療方針を決定
腎不全やその他の全身疾患 総合病院の強みを生かした他科との連携

慢性安定期<地域連携で再入院を防ぐ>

慢性安定期においては、心不全増悪因子の徹底管理が重要です。心不全再増悪を回避するためには、適切な塩分、水分制限や、リハビリによる筋力維持など患者さん自身の意識変容、治療努力が必要です。当院では入院中から主治医、看護師を中心に、心不全手帳などのツールを用いて心不全教育を行っています。この心不全手帳は心不全の病態や、治療上の注意点が記載されているだけでなく、日々の血圧、体重、心不全所見の有無(下腿浮腫、息切れなど)を記載する欄があり、患者さんやご家族さんからも高く評価いただいています。

心不全・画像診断チーム

320列CTによる冠動脈検査について

CT

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