特色・方針
「救命」にかける思いをさらに強く
救命救急のシミュレーション訓練中/チームで臨む外傷の初期診療
これまで重症外傷や敗血症性ショックを主として診療してきた、我々、救急部所属の救急医と診療看護師は、地域の中で、より重症度・緊急度の高い患者さんへの対応に力を注ぎたいという思いから、このたび、「救命救急科」を立ち上げることとしました。
ドクターカーと救急部スタッフ/診療看護師
救命救急科の診療内容はこれまでと変わりなく、ガイドラインに基づいた心肺蘇生、蘇生後の集中治療管理、体温異常・代謝異常・電解質異常などの内因性救急疾患の全身管理、重症急性膵炎に対する外科的治療も併せた集学的治療、敗血症に対する血液浄化療法、さらにはARDSといった重症呼吸不全に対するECMOなどを用いた呼吸管理などになります。
また重症の体幹部外傷による出血性ショックに対する緊急手術にも対応しています。
ひと、ものが充実している我々だからこそできる救急医療を提供していきます。
低体温患者さんの初期対応
集中治療室での緊急手術
診療を補助する診療看護師
読影する診療看護師
ICU看護師との症例検討
診療看護師との症例検討
申し送り風景
コロナ対策でテントを設置した初療室
診療実績(令和4年度)
救急車搬送数 | 2,205件 |
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救急紹介数 | 172件 |
新入院患者数 | 1,458人 |
うち集中治療室入室数 | 698人 (外傷 25.1%、疾病 60.6%) |
AIS 3 | 190件 |
ISS 16 | 81件 |
腹部の手術数 | 114件 |
胸部の手術数 | 29件 |
ECMO施行数 | 23件 |
来院時心拍停止数 | 216人 |
心拍再開数 | 73人(33.8%) |
スタッフ
髙松 純平(たかまつ じゅんぺい)
役職 | 救命救急科部長 第二重症治療部長・救急部長・集中治療科部長 |
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資格等 |
姜 晋求(かん ぢんぐ)
役職 | 救命救急科副部長 救急科副部長 |
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資格等 | 日本救急医学会 救急科専門医 |
レジデント 奥田 申之輔(おくだ しんのすけ)緩和ケア研修会修了
中島 一(なかじま はじめ)緩和ケア研修会修了