症例数や設備の充実度は言うまでもありませんが、研修医だけで固まることなく、先輩医師とも密接に交流できるところが、一番の特長だと思います。
独立行政法人 労働者健康安全機構関西労災病院
症例数や設備の充実度は言うまでもありませんが、研修医だけで固まることなく、先輩医師とも密接に交流できるところが、一番の特長だと思います。
私が関西労災病院で初期臨床研修を過ごすことになったのは、もともと当院で働いていた先生から、「良い病院だから、一度見学に来てみたら。」と勧められたことがきっかけでした。生まれは奈良で、高校は大阪、大学は滋賀と、尼崎にあまり馴染みがありませんでしたが、その一言で病院見学に行き、結果として働くことになりました。研修先を決める上で重視したポイントは、研修医が忙しく働いているかどうかということでした。学生時代をあまり真面目に過ごしていなかったわりに、医師とは忙しく働いているものだと考えており、また、隙さえあればサボろうとする自分の性格を踏まえて、逃げ道を断ちたかったというのが本音でもありました。
病院を見学して、病床数のわりに研修医の数が少ないため経験できる症例が豊富であること、研修医と他の先生との距離が近いため、先輩医師と話がしやすいことを知り、魅力を感じました。縁あって当院に採用され、2年間の初期臨床研修を終えた後も消化器外科の後期研修医として引き続き働いています。
後期研修の場として関西労災病院を選んだ理由は、この病院の消化器外科の先生方と一緒に働くことでいろいろな知識・技術を吸収し、自分をレベルアップさせたいと思ったからです。自分の努力次第で成長することができる環境が整っていると思います。
実際に研修してみると、本当に研修医と先輩医師の距離が近く指導を受けやすい環境にあると感じました。症例数や設備の充実度は言うまでもないと思いますが、研修医だけで固まることなく、先輩医師とも密接に交流できるところが、関西労災病院の一番の特長だと思います。その他としては、大阪まで20分程、神戸にも近い病院の立地環境が魅力だと思います。
研修先は医師として最初に働く場所であり、今後の医師人生に大きな影響を及ぼすと思います。それだけに慎重に決めるべきかもしれませんが、実際のところ、働いてみないとわからないことも多々あります。研修先に求める最も重要な点は何かを明確にし、それ以外は気にしすぎなくてよいと思います。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。