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クリスマスと鳥料理

KI1.jpgこの時季、多くの家庭で飾られるクリスマス・ツリー。
緑と赤のコントラストがクリスマス気分を盛り立ててくれます。
その発祥はヨーロッパです。
クリスマスツリー [1]

現代につながるこうしたツリーが同地で飾られ始めたのは、17世紀頃からといいます。
旧約聖書にあるアダムとイブの物語を演じる舞台劇に木が用いられ、それがしだいに家庭に広がったようです。
同じ頃、クリスマス料理にトリ肉を使ったものが登場しました。


トリ肉といっても、ヨーロッパではさまざまな種類があります。クリスマス料理ということでは主にガチョウ、もしくはカモ。イギリスやドイツではローストしたものが主流だそうですが、フランスだとなんといってもフォアグラがご馳走の定番。つまりガチョウかカモの肝臓です。ちなみにフォア(foie)は肝臓、グラ(gras)は肥大したという意味です。医学的には脂肪肝ということになります。
一方、海を渡ったアメリカでは、七面鳥が人気。これは西部開拓の時代に飢えをしのぐために七面鳥が食べられたのが始まりで、感謝の気持ちを表す意味でクリスマスなどにテーブルにあがることになりました。
日本では、やはり鶏肉ということになります。丸ごと料理するというより、切り分けて焼いたり蒸したりするのが一般的です。100g当たりの鶏肉のカロリー(*)は、皮つきの若鶏もも肉で200kcal、皮なしだと116kcal。ちなみに、同量の皮つきアヒル肉だと450kal、茹でたフォアグラは510kcalとなり、同じトリといってもずいぶんカロリーは違います。
年末年始は、ご馳走を食べる機会が増えがちです。鶏肉は肉類のなかではカロリーは低いのですが、ケーキやアルコールなどトータルでは相当なカロリーになります。食べ過ぎや栄養の偏りは、体調を崩す原因にもなるので、ご注意ください。

* 出典:カロリーは「食品標準成分表<2010>」(全調協)より


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