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ハイブリッド手術室

関西ろうさい病院のハイブリッド手術室の透視システムにはフィリプス社のAllura Clarity FD20 OR(Flex Move)を採用しています。マッケ社製高性能手術寝台マグナステーブルを3次元画像ナビケーション機能搭載の最新X線血管造影装置に組み込み一体化させ、従来一方向にしか移動域を持たなかった血管造影装置本体Cアームが、もう一方向にも大幅な移動域を持ち、面移動が可能なため手術中の必要に応じて本体Cアームを自由に配置することができます。

手術室での大幅な移動域を確保したうえで、3次元再構成画像(動脈静脈等の血管像、およびCT様の軟部組織像) の基となる高速回転撮影を手技中に実施し、それをリアルタイムに60インチ大画面モニター2台で3次元画像として観察できます。また、その3次元再構成画像を透視画像に重ね合わせたリアルタイムの3次元ナビゲーションによる手技支援も可能です。

同時に配備されるフィリプス社の超音波診断装置EPIQ7は、最新技術による新しい超音波ビームフォーマーでクリアな画像を得ることができ、real time 3Dエコー機能も備えています。

手術室内装部材にはマッケ社製VARIOPシステムを採用し、凸凹を可能な限り無くした壁面により、非常に衛生的な手術室環境を実現しています。また、壁面からの電気、医療ガス供給を最小限にし、シーリングペンダントにて必要な場所に供給、手術室空調システムにおいても内照式HEPAフィルターユニットを採用することにより、暗くなりがちな手術台上部での照度を確保した上で理想的な層流を作り出しています。

更に手術室統合システムTEGRISにて映像の配置、録画、カメラ撮影ができ、煩雑になりがちな映像コントロールを集約し、手術室内の外回り導線の整理とワークフローの改善を行い、手術に集中できる環境を整備しています。また、WHOサージカルセーフティーチェックリストの機能も搭載しており、患者さんがより安心して手術を受けていただけるよう医療安全対策を講じています。


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