- 関西ろうさい病院(兵庫県尼崎市)地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院 - https://www.kansaih.johas.go.jp -

病院長ご挨拶

病院長 竹原 徹郎
病院長 竹原 徹郎

この度、令和7年(2025年)4月1日付けで、関西ろうさい病院の病院長に就任いたしました。本院は、人口45万人余りを有する尼崎市において、高度急性期医療を地域に提供する中核的な医療機関です。地域の人々、働く人々の期待に応える医療機関の病院長として、その重責に身の引き締まる思いです。就任にあたり、まずは一言ご挨拶申し上げます。

当院は、阪神圏域における高度急性期を担う医療機関として様々な専門的な取り組みを行っています。
「がん診療」においては、地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、阪神間のがん診療の中心的な役割を担うため、外来化学療法室の拡充をはじめ、がんセンター(リニアック2台体制)の設置、高度なロボット手術(2台体制)、がんゲノム医療、緩和ケアに対応し、集学的治療の充実と実践に日々努めています。
地域のニーズに応える医療機関として、地域医療支援病院、紹介受診重点医療機関にも指定され、多くの紹介入院を受け入れ、地域の専門的医療を担っています。救急部門の拡充により、救急車受入数も増加し、循環器疾患に対して、血管撮影装置の増設、ハイブリッド手術室の整備のもと、高度な診療機能で対応しています。
加えて、減少する働き手を確保・支援するために、将来の医療を担う人材を育成すべく、臨床研修指定病院として研修医を積極的に受け入れるとともに、看護学校を併設し看護教育を行っています。さらに、働く人々のために治療就労両立支援センターにおいて、両立支援コーディネーターが「治療と仕事の両立」を支援するため、医療機関と企業側(企業の産業員、社会保険労務士、労務担当者など)との連携をサポートするなどの取り組みを実践しています。
研究面では、労災病院グループのネットワークを活かしつつ、働く世代における疾患の治療法の確立とその普及を目指した医学研究にも取り組んでいます。
このような様々な取り組みを通じて、私たち関西ろうさい病院は、当院の理念である「良質な医療を働く人々に、地域の人々に、そして世界の人々のために」のもと、皆さまの信頼と期待に応えるべく、職員一同全力を挙げて病院運営に努めてまいりますので、引き続き、ご支援ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

病院長 竹原 徹郎


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