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ハイブリッド手術室が完成しました

平成28年1月18日、外科手術と血管内治療(カテーテル治療)との融合が進んだハイブリッド治療を安全に効果的に行うための専用治療室が稼働しました。新しい治療室は十分なスペースを確保し、あらゆる種類のハイブリッド治療に対応できるだけではなく、緊急時にも即時に対応可能な血管撮影機器などの配置を整えることができます。

 

今回導入したPHILIPS 社製最新血管造影装置 Allura Xper FD20 は、少ないX 線被爆で高精細な X 線画像を撮影することが可能な上、術中 3D-CT 画像も撮影できます。また、PHILIPS 社製高機能超音波装置 EPIQ7の3D 画像をリアルタイムに見ることができ、安全性の向上に寄与しています。さらにこの撮影装置を移動させる懸架式レール(Extended Flex Move)は、日本で初めての広範囲移動かつフレキシブルな動きが可能となる施工です。手術室そのものも国内初の LED内臓 HEPAフィルターを備えたMAQUET 社製手術室 VARIOP を導入しています。VARIOP は高い清潔度を維持するだけではなく、天井 LED を備えた明るい開放感に満ちた治療室となります。

 

カテーテルによる経皮的心臓弁置換、大動脈ステントなど、従来ではその侵襲の高さから治療が困難であった患者さんにも、治療の恩恵を供与することができ、その他、脳血管を始めとする全身の血管治療や脊椎疾患、悪性疾患、重症外傷にも活用していく予定です。

 

ハイブリッド手術室 [1]

 


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