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突発性難聴に対する音響療法②

 3月3日の「耳の日」にちなみ、前回に引き続き「突発性難聴」について紹介します。

前回のブログはこちら [1]

 

当院で取り組む新しい治療法「音響療法」とは?

突発性難聴を発症すると、聞こえの残った片耳から入ってくる音にだけ反応するように脳が変化します。
このことは合理的ではありますが、突発性難聴のダメージから耳が回復していく過程で、その働きを妨げる理由ともなっています。音響療法の目的は、聞こえを悪くした側の耳から音楽を聴いてもらって脳を刺激し、聞こえの回復を促す治療方法です。聞こえの良い方の耳には耳栓を付けてもらい一時的に両耳を聞こえにくくしますので、基本的には入院しながら安全に行っています。(図1)

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(図1)

 

 

 

 

早めの受診が肝心

突発性難聴後の脳の変化は非常に早い時期に生じますので、発症後5日以内が音響療法による効果をもたらし得る目安となります(図2)。聞こえに異常を感じたら早めに受診してください。

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(図2)

 

 

 

 

 

 耳鼻咽喉科・頭頸部外科について [4]


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