• 内科 後期臨床研修医
    2010年卒業

    内科 後期臨床研修医
    2010年卒業

    佐賀 信之

    佐賀 信之

    Nobuyuki Saga

    Nobuyuki Saga

    モチベーションが高ければ高いほど、
    それに応えてくれる病院です。

モチベーションが高ければ高いほど、それに応えてくれる病院です。

いつでも気兼ねなく相談できる先生方がいる

関西労災病院で2年間の初期研修を行い、さまざまな診療科をローテートする中で、患者さんを幅広い視点から診ること、つまりは「患者さんの全身を診る」ことの大切さを学びました。早い段階から、将来腎臓内科医になることは決めていましたが、自分の専門分野に進んでも、「患者さんの全身を診る」という姿勢を大事にしようと考えていました。『「腎臓内科医」である前に「内科医」である』ということです。腎臓の悪い患者さんは、同時に心臓の疾患や糖尿病、血液の疾患を合併していることが多々あります。それらを無視して腎臓のことだけを診て治療にあたれば、決してうまくいきません。もちろん、腎臓内科医が自分で心臓のカテーテル治療をしたり、抗癌剤を用いた治療を的確に行ったりできるわけではありません。しかし、患者さんに起きている問題点(プロブレム)を正確に把握し、必要な検査や処置を、それを専門に扱う医師に依頼できることも、内科医として求められる大きな能力です。

2年間の初期研修で多くの先生にお世話になり、関係を深めることができました。さまざまな診療科に、いつでも気兼ねなく相談できる先生方がいることが、後期臨床研修も引き続き当院で行おうと決めた大きな理由の一つです。

幅広い症例を経験し、総合的な実力を身に付ける

実際に当院での後期研修を行い、「患者さんの全身を診る」ことの重要性を改めて感じる日々を送っています。その点において、当院での研修は自身の能力向上に大いに役立っていると感じます。腎臓内科に入院している患者さんは、もちろん主治医として対応にあたり、一方で、他の診療科に入院中の患者さんについても、主治医の先生から依頼があれば、腎機能や電解質の管理のため自分も担当医に入り、共同して診療にあたります。そこでさまざまな分野のいろいろな病気をもった患者さんについて学ぶことが、とても貴重な経験になっています。

各専門分野内ではもちろん、当院では、内科系の診療科合同の症例検討会や勉強会も毎週行っています。症例検討会はとてもハイレベルで、自分がプレゼンテーションする症例について、他科の先生から思いもよらない質問や指摘を受けることもあり、大きな刺激になります。

また、勉強会では、各科の先生からそれぞれの専門分野について、初歩的な内容の レクチャーから当院での実際の診療状況、最新の動向と展望についてまで、とても幅広く興味深い内容が聞けます。そのことは、自身の専門分野について、より研鑽したいというモチベーションにつながっています。

専門分野の研修についても、当院の環境は恵まれています。病院の規模が大きく、地域の中核を担う病院ですので、経験できる疾患・症例の幅がとても幅広いです。日中の救急患者の対応も後期研修医が担当しており、初期対応から入院後の長期管理に至るまで、総合的な実力が身に付きます。

外来も、後期研修1年目の早い段階から任されます。いつでも状態を診て検査や処置のできる入院患者さんとは違い、1~数ヶ月に1回受診する患者さんの状態管理を行う能力は、それならではの経験が必要です。その点についても、早くから外来診療を経験できることは貴重だと考えています。

高いモチベーションに応えてくれる研修環境

当院の研修は初期・後期とも忙しいですが、その忙しさ全てが自分の財産になります。 医師としての土台が形づくられる大切な時期を過ごす場として、当院での研修を自信を持ってお勧めします。モチベーションが高ければ高いほど、それに応えてくれる病院です。

私と同じように、当院での初期研修を終えてそのまま後期研修に進む先生も多いですが、他の病院での初期研修から当院に来る先生も非常にたくさんいます。また、出身地方や大学もきわめて多彩ですので、診療の面だけでなく、多くの仲間との出会いが得られる今の環境に感謝しています。ぜひ、当院で共に切磋琢磨していきましょう!

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