• 特長

    特長

    characteristics

    characteristics

初期臨床研修プログラムの特長

 当院の研修プログラムは、「すべての研修医を患者の全身管理ができる医師に育てる」ことを目標にしており、そのためにどうしても必要な科を必修にしています。内容は別表を参照下さい。(ローテートする科の順序は研修医によって異なります。)
 令和6年度より、追加的健康確保措置として臨床研修医に対する連続勤務時間制限・勤務間インターバル規制等を適用しますが、臨床研修における必要性から、勤務間インターバル中の代償休息を付与する形式での研修を実施いたします。


1年目

 1年目にローテートする診療科と研修期間は、内科6ヶ月、救急科2ヶ月、外科(消化器外科・乳腺外科)2ヶ月、麻酔科2ヶ月です。内科は、循環器内科、消化器内科、内科(腎臓・糖尿病内分泌・血液)・脳神経内科を各2ヶ月ずつローテートしていただきます。内科と救急科、外科は、厚生労働省が定める必修科目ですが、当院ではこれ以外に、麻酔科も必修科目としています。これは、先に述べた「患者の全身管理」を学ぶために、ぜひとも経験すべき科であると判断したためです。


2年目

 2年目は、救急科2ヶ月、地域医療1ヶ月、産婦人科1ヶ月、小児科1ヶ月、精神科1ヶ月が必修で、残り6ヶ月が自由選択です。救急科は、厚生労働省のルールでは2年間で3ヶ月が必修とされていますが、当院では合計4ヶ月を必修としています。この理由は、当院の救急科研修は非常に充実しているため、患者の全身管理、特に重症患者の全身管理を学ぶには最高の環境であると考えたからです。地域医療研修は、近隣のクリニック3〜4施設に御協力いただき、実施しています。これによって、急性期総合病院とは違う地域に密着した第一線の臨床を経験することができます。


必修科

 2020年度から、医師の初期臨床研修制度が変更になり、従来選択必修科目であった外科・小児科・産婦人科・精神科が必修科目となり、一般外来や在宅医療の経験も求められるようになりました。当院の臨床研修の基本方針は「すべての研修医を患者の全身管理ができる医師に育てる」というものであり、従来からこの4科に加えて麻酔科も必修科目としています。なお、当院は精神科の入院診療を行っていないため、精神科ローテートのうちの2週間は、伊丹市または西宮市内の精神科病院での研修、残りは当院の精神科外来での研修としております。残る6ヶ月間は自由選択ですので、院内の全科から自由に選ぶことができます。将来専門とする科にすべてを充てることも可能ですが、他の科をローテートできる貴重な期間ですので、慎重に考えて将来役立つ科を選択することをお勧めします。


関西労災病院研修プログラム


関西労災病院研修プログラム
・それぞれの研修科のローテート順序は各研修医によって異なります。
・2年目の選択科目は院内全科を選択可能。(一度ローテートした科の再ローテート可)
・複数の研修医ができるかぎり同一科に重ならないようにします。
・2年目の選択期間中に外科をローテートする場合は、消化器外科のみ、乳腺外科のみでも可能。

 先のメッセージで述べたように、当院は、すべての研修医に濃厚な指導を行います。そのためには、同じ科にローテートする研修医をなるべく少なくする必要があります。このため、2年目の自由選択科を決めるにあたっては、同一科に研修医が集中しないよう、ローテートする順序を変えています。当院での2年間の初期研修を終えた時に、あなたがどの科に進んでも、自信をもって後期研修に臨める実力を身につけていることと思います。みなさんが充実した2年間を送られることを祈ります。


初期研修医メニューへ戻る

PAGE TOP