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大動脈弁狭窄症について①

大動脈弁狭窄症とは?

 心臓は全身のすみずみまで血液を送り、それにより脳をはじめとした全ての臓器の機能が保たれています。心臓には左心室という、ラグビーボールを半分にしたような形の筋肉の袋があり、これが収縮して、大動脈を介して全身に血液を送っています。大動脈弁は、左心室と大動脈の間にある一方通行のドア(=弁)であり、この大動脈弁が、動脈硬化などにより固くなって十分に開かなくなるとドアが狭くなり(=狭窄)、左心室が全身に血液を送り出すのに、毎回大変な労力を要します。この状態を「大動脈弁狭窄症」と言います。狭窄がひどくなると息切れや動悸などの心不全症状が出現し、更に重症化すると失神してしまいます。 症状のある重症大動脈弁狭窄症は手術が必要となります。症状が出れば、平均余命は心不全で2年、失神で3年、狭心痛で5年と言われます。また、突然死を生じることもあります。

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次回は平成30年7月30日「経カテーテル的大動脈弁置換術」についてご紹介する予定です。

 

 

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