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脳神経外科で行う新しい痛み・しびれの治療① 片頭痛の新しい治療「片頭痛注射予防薬」
日本脳神経外科学会や日本頭痛学会などの専門医・指導医がいる病院では、最新の予防治療・急性期鎮痛治療を提供し、先進的治療を全国的に啓蒙しています。今回は、その中から3つの疾患に関する治療を紹介いたします。
片頭痛は有病率の高い疾患で(30代〜40代の女性の5分の1)、患者さんの生活の質を大きく低下させるため、専門的な治療が必要とされています。昨年より片頭痛注射予防薬が保険適用され、当院を含め国から指定された病院限定で処方が可能となりました(当院は2021年8月から専門外来を開設)。この注射は、片頭痛発作時に過剰に発現される「CGRP」という、炎症や血管拡張作用などを誘発する神経ペプチドの働きを抑える薬となります。この薬が使用できるようになったことで、治療の幅が広がり、頭痛に悩む患者さんの悩みに応える環境整備が図られつつあります。
次回は三叉神経痛の新しい治療について掲載する予定です。
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