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飲酒と肝臓の関係②

前回は悪酔いの原因についてご紹介しました。内容は、こちら [1]をご覧下さい。

お酒に対する強さは遺伝子のタイプできまります

  遺伝子には、アセトアルデヒドを分解する力が強いN型(活性型)と、分解する力が弱いD型(不活性型)があります。私たちは両親からいずれか1つずつを受け継ぐので、人間にはNN型、ND型、DD型の3つのタイプがあることになります。NN型はアセトアルデヒドの分解が速く、たくさん飲める酒豪タイプ、ND型はそこそこ飲めるタイプ、DD型は、体質的にほとんどアルコールを受け付けない、いわゆる「下戸」タイプです。
  年末年始はお酒を飲む機会も増え、肝臓を酷使しがちなシーズンです。アルコールは「適量」であれば疲労回復やストレス解消、食欲増進の効果がありますが、飲みすぎて肝臓に負担がかかると肝臓病を引き起こしてしまいます。お酒に強い遺伝子を持っている、いないにかかわらず、お酒の飲みすぎには注意しましょう。特にお酒を少し飲んだだけで真っ赤になったり気分が悪くなる人は、体内にアセトアルデヒドがたまりやすいので、お酒は控えめにしましょう。

 

 

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