- 関西ろうさい病院(兵庫県尼崎市)地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院 - https://www.kansaih.johas.go.jp -

リハビリテーション科

労災病院リハの伝統と経験を生かし社会へ貢献する。
早期リハの確立を目指す。

はじめに

リハビリテーション科は昭和28年当院開院当初から理学診療科として始まり、長年にわたり急性期医療、障害の医療に取り組んできました。県下でもいち早くリハビリテーション総合承認施設、言語療法の承認を受け平成19年には地域がん診療拠点病院に指定されました。急性期高度医療拠点病院、がん診療の中心病院としての役割を受け、救急・がん患者受け入れ数が増加している中で、リハ部では集中治療室における早期離床・リハビリテーション加算の算定(平成30年度より)、休日のリハビリテーション実施に加え、がんリハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。

高度急性期医療・勤労者医療を支えるリハビリテーションの推進のために

  • カンファレンスやラウンドへ積極的に参加し、チーム医療を推進することにより、質の高いリハビリテーションを提供し、患者さんの社会復帰を促進します。
  • ICU・CCU・HCUに早期から介入することで、超早期からの理学療法を実施します。
  • 勤労者医療を推進し、働く人々の様々な医療需要に応える活動を積極的に展開します。
  • リハビリテーション部門と関係診療科との間の連携を図りつつ、従来から行ってきた運動機能障害などに対するリハビリテーションに加え、専門分野別(呼吸器・心臓・スポーツ・関節・脊椎・ハンド・高次脳機能・嚥下)リハビリテーションなどを積極的に取り組むことにより、総合的な機能の充実を図ります。
  • 医療スタッフの技術向上および情報交換のための講習会や研修会に積極的に参加し、研究発表等にも取り組みます。

リハビリテーション科基本方針

高度先進医療を含む勤労者医療への取り組みと、安全で効率の高いリハ医療と急性期リハ医療の構築をめざす。

リハビリテーション科目標

  1. リハ科、理学療法、作業療法、言語療法におけるリハビリ医療の質的向上、高度先進医療への取り組み
  2. 病棟、関連する他科医師、栄養部門との連携によるチームアプローチの推進、急性期リハの充実
  3. 診療科別、病棟別カンファレンスの充実による効率の良い患者サービス、インフォームドコンセントの向上
  4. 地域における医院やリハビリ病院をはじめとする地域医療連携の強化

認可状況

心大血管リハビリテーション(I)、脳血管疾患等リハビリテーション(I)、廃用症候群リハビリテーション(I)、運動器リハビリテーション(I)、呼吸器リハビリテーション(I)、がん患者リハビリテーション、摂食機能療法、早期離床・リハビリテーション加算

設備

運動療法室、病棟訓練室、作業療法室、個室形式の言語療法室、屋外訓練場、測定機器として心臓リハビリテーション用エルゴメーター、バイオデックスによる筋力測定、各種スイッチを利用した重度障害者用のパソコンや環境制御装置などを設置しています。また、脳外科病棟のある10階にサテライトリハビリ室を設置し、脳外科疾患の早期離床、リハビリに取り組んでいます。

エルゴメーター
エルゴメーター

各部門

理学療法部門において、治療領域は、整形外科、脳外科を中心に、循環器領域での急性心筋梗塞、心不全、末梢動脈閉塞性疾患に対する運動療法、また内科・外科領域での呼吸理学療法、廃用症候群の予防、改善、スポーツ整形外科等での治療を積極的に行い、早期の社会復帰に貢献しています。また、勤労者医療として生活習慣病に関するアプローチの検討を行っています。
主な部屋は、運動療法室、病棟訓練室、スポーツリハビリテーション室などを有しています。理学療法部門と作業療法部門の間に屋外訓練場を設置し、院外の道路の路面状況、階段、踏み切り、バスの乗降、スロープ等の訓練を常時できるようになっています。
機器において、認可に必要な治療用設備・機器以上に、運動負荷機器、筋力測定機器等客観的評価を行うための機器も揃えられています。

運動療法室

屋外訓練場

作業療法部門においても、治療領域は、整形外科、脳外科が中心ですが、手の外科の領域、住環境・機器の調整等において多くの実績があります。機器においては、理学療法部門同様、認可に必要な設備・機器以上に、特殊な車椅子、身体障害者用PC、簡易環境制御装置を有しています。

OT室
作業療法室

 

言語療法部門において、治療領域は摂食嚥下障害の評価、訓練と脳外科、脳神経内科疾患が中心です。
早期からの経口摂取やコミュニケーション方法の確立を目指し、処方日当日対応も含め迅速にベッドサイドでの評価、治療を開始しています。院内のNST活動にも積極的に参加して栄養面でチームアプローチを行っています。 また、言語障害のある患者家族会の運営の援助も行っております。

言語療法室
言語療法室

中央リハビリテーション部学術業績 [1](PDFファイル)

スタッフ

医師は5名、理学療法士24名、作業療法士7名、言語聴覚士5名、助手3名、患者搬送係1名

津田 隆之(つだ たかゆき)

津田 隆之

役職 副院長・リハビリテーション科部長
専門分野 股関節外科
資格等

詳細はこちら [2]

小山 毅(こやま つよし)

副部長:小山 毅

役職 リハビリテーション科部長
専門分野 リハビリテーション一般
股関節
コンピュータ支援手術
資格等 日本専門医機構認定整形外科専門医
日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医
日本人工関節学会認定医
医学博士
緩和ケア研修会 修了

豊田 真吾(とよた しんご)

豊田 真吾

役職 リハビリテーション科部長
脳神経外科部長
専門分野 脳神経外科
資格等

詳細はこちら [3]

寺崎 泰和(てらさき やすかず)

寺崎 泰和

役職 リハビリテーション科部長
脳神経内科部長
専門分野 脳卒中
神経救急疾患
資格等

詳細はこちら [4]

安藤 渉(あんどう わたる)

安藤 渉

役職 リハビリテーション科部長
整形外科部長
専門分野 股関節・膝関節外科
資格等

詳細はこちら [5]

武田 正則(たけだ まさのり)

武田 正則

役職 中央リハビリテーション部長(技師長)

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