ファーストタッチから終末期までの医療を担う
特色・方針
神経内科の方針
関西労災病院の神経内科は、第3代病院長の金子仁郎先生が1984年に神経科の中に院内標榜科として創設されました。大学にも神経内科が設立されていない時代から、診療をおこなっていた歴史のある診療科です。その後、第4代病院長の最上平太郎先生が神経内科診療を充実させたいと希望され、1991年に梶山幸司先生と原保夫先生が大阪大学第二内科から赴任されました。その後、関西で存在感のある診療科として発展してきましたが、2006年からは諸般の事情で常勤医が不在となっておりました。2016年4月より、2名の勤務医体制で診療を再開し、現在、日本神経学会専門医4名の医師で診療にあたっています。
神経内科診療の益々の充実を目指して、他の診療科の協力を得ながら地域の神経内科医療の発展に貢献して参りたいと存じます。
地域医療機関の先生方へ
神経内科の特殊性のため、おひとりの診療時間が長くかかることがあります。外来診療は、初診についても完全予約制をとっております。ご了承ください。
対象とする主な疾患・検査、治療の特徴
神経内科は脳や脊髄、神経、筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。
これらの症状がある時は、神経内科でどこの病気であるかを見極めることが大切です。その上で骨や関節の病気がしびれや麻痺の原因なら整形外科に、手術などが必要なときは脳神経外科に、精神的なものは精神科にご紹介します。また、感じることの中には見たり聞いたりする能力も含まれますが、眼科や耳鼻科の病気の場合もあります。 (日本神経学会ホームページより 引用)
よくある症状
- 頭の痛み
- ものわすれ
- しびれ
- めまい
- かってに手足や体が動いてしまう、ふるえ(不随意運動)
- うまく力がはいらない(脱力)
- むせ・よく咳をする・のみ込みにくい
- しゃべりにくい、ろれつがまわらない
- ひきつけ、けいれん
- ものが二重にみえる(複視)
- 意識障害
代表的な神経内科の病気
- パーキンソン病
- 神経難病(神経・筋疾患)
- てんかん
- 頭痛
- 脳卒中
- 認知症
● 神経内科学術業績 (PDFファイル)
スタッフ
依藤 史郎(よりふじ しろう)
役職 | 神経内科部長 |
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専門分野 | 神経内科疾患の診断と治療 神経生理検査法 |
資格等 | 日本神経学会 専門医・指導医 日本神経治療学会 功労会員 日本臨床神経生理学会 専門医・指導医(脳波分野、筋電図・神経伝導分野) 日本リハビリテーション医学会 認定医 日本内科学会 指導医 日本頭痛学会 専門医 日本臨床検査医学会 功労会員 |
所属学会 | 日本神経学会 日本内科学会 日本神経治療学会 日本臨床神経生理学会 日本生体磁気学会 日本リハビリテーション医学会 日本神経科学会 日本頭痛学会 |
寺崎 泰和(てらさき やすかず)
役職 | 第二神経内科部長 |
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専門分野 | 脳卒中 神経救急疾患 |
資格等 | 日本脳卒中学会 専門医・指導医 日本神経学会 専門医・指導医 日本内科学会 専門医・指導医 日本医師会認定産業医 医学博士(平成22年 大阪大学) |
所属学会 | 日本神経学会 日本脳卒中学会 日本脳神経血管内治療学会 日本認知症学会 日本内科学会 日本リハビリテーション医学会 |
髙田 和城(たかた かずしろ)
役職 | 副部長 |
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専門分野 | 神経免疫 |
資格等 | 日本神経学会 神経内科専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医 |
所属学会 | 日本神経学会 日本内科学会 |
古田 充(ふるた みつる)
役職 | 医員 |
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専門医・認定医 | 日本神経学会 専門医 日本内科学会 認定内科医 |
所属学会 | 日本神経学会 日本内科学会 日本リハビリテーション医学会 |