About
循環器内科について

循環器内科部長・心臓血管センター長
増田 正晴
関西労災病院循環器内科は、地域における基幹病院として、尼崎、西宮、芦屋、宝塚、伊丹などの兵庫県西摂地域(阪神間)はもとより、大阪府・兵庫県を中心に、近畿一円から多くの患者さんにご来院いただき、高度な循環器医療を提供しています。
特にカテーテル治療においては数多くの治療実績を有し、「国内で実施可能な循環器医療をすべて提供する」というモットーのもと、各分野の専門チームが日々研鑽を重ねています。
2026年4月に「先進心血管カテーテル治療センター」を開設し、先進的な治療を積極的に導入するとともに、良質で高度なカテーテル治療を患者さんに提供できる体制を一層充実させてまいります。
近畿圏におけるカテーテル治療の中心的な役割を担います
当院はカテーテル治療の黎明期より実績を積み重ね、国内における本治療の普及と発展に深く関わってまいりました。最新の医療機器やカテーテルを積極的に導入し、専門性の高い医療を受けていただける体制を整えています。また、医師の教育にも力を入れており、当院でカテーテル治療を学んだ医師が全国各地で活躍しています。
冠動脈カテーテル治療は、年間700件を超える近畿圏でも豊富な治療実績を有しています。画像診断機器を駆使し、慢性完全閉塞や高度石灰化病変といった複雑な症例に対しても、専門的な技術を持つ術者が治療にあたっています。
また、治療中に循環動態が不安定になる恐れがある場合は、経皮的左室補助デバイス(IMPELLA)などの機械的循環補助装置を用いて、安全性に配慮した治療を行っています。
さらに、下肢動脈閉塞症などに対するカテーテル治療においても、数多くの治療実績を有し、専門性の高い治療を提供しています。そのため、遠方から当院での治療を希望される患者さんも多くいらっしゃいます。下肢創処置を必要とする重症虚血患者さんに対しては、整形外科や形成外科と連携したトータルマネジメントを行っています。
大動脈疾患や心臓弁膜症など、従来であれば大がかりな外科手術が必要とされていた疾患に対しても、手術に代わる低侵襲治療としてカテーテル治療を積極的に行っています。高齢の方などハイリスクな患者さんにも、身体への負担を抑えた治療のご提案が可能です。
不整脈に対しては、医師・臨床工学技士・看護師が専門チームを組み、最新の治療機器を用いて高度な不整脈アブレーション治療を提供しています。心房細動を中心に数多くのアブレーション治療を実施しており、複雑な症例にも対応しています。また、全身麻酔や患者さん一人ひとりの状態に合わせたテーラーメイドアブレーションを導入し、少しでも楽に安心して受けていただけるよう努めています。
24時間365日、重症循環器疾患に対応します
当院の最大の強みは、これまでの実績に基づく治療技術に加え、心臓外科を含めた循環器専門チーム間の緊密な連携です。これにより、複雑な循環器疾患に対しても柔軟かつ最適な治療戦略を立てることが可能です。さらに、救急科・脳神経外科・消化器内科・呼吸器内科・腎臓内科などとの協力体制も整っており、全身管理を要する重症の循環器疾患にも対応しています。
また、循環器専用集中治療室(CCU)を含めた集中治療室30床を設置し、循環器医師が24時間365日常駐しています。さらに、経皮的左室補助デバイス(IMPELLA)や補助人工心肺(ECMO)をはじめとした機械的循環補助装置は常時対応可能で、最重症の循環器疾患を受入れる体制が整っています。
阪神間における循環器医療を支えることを使命に、全力で診療にあたっています。
「自分の家族として考える」──それが私たちの誠意です
私たちは、患者さん一人ひとりに「最大限の誠意」をもって向き合うことを大切にしています。
患者さんの訴えに耳を傾け、正確な診断と丁寧な説明のうえで最善の治療を選択し、回復まで責任をもって見守る――。
それが、私たちが考える“医療の誠意”です。
不安や苦痛を抱える患者さんの心に寄り添い、「この病院を選んでよかった」と思っていただけるよう、安心と信頼の循環器医療を提供してまいります。

