高血圧に対する「腎デナベーション治療」を開始しました – 関西ろうさい病院(兵庫県尼崎市)地域医療支援病院・がん診療連携拠点病院
独立行政法人 労働者健康安全機構 関西ろうさい病院循環器内科

高血圧に対する「腎デナベーション治療」を開始しました

関西ろうさい病院では、令和8年10月23日付で、日本高血圧学会より「腎デナベーション関連施設」および「腎デナベーション治療実施施設」の認定を受け、高血圧に対する新たな治療である腎デナベーション治療を開始しました。


腎デナベーション治療とは

高血圧は、自覚症状が少ない一方で、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎臓病などの重大な疾患のリスクを高めることが知られており、適切な管理が重要です。

腎デナベーション治療は、腎臓に血液を送る「腎動脈」の周囲にある交感神経の働きを抑えることで、血圧の低下を図る治療法です。適切な麻酔のもと、足の付け根の血管から細い管(カテーテル)を挿入して行うため、開胸や開腹を必要とせず、身体への負担が比較的少ないことが特徴です。

複数の降圧薬を内服しても十分な血圧コントロールが得られない患者さんに対する新たな治療選択肢として期待されており、令和8年3月からは公的医療保険の適用となっています。

腎デナベーション治療の対象となる患者さん

生活習慣の改善と複数の降圧薬による治療を行っても血圧が十分に下がらない方は、腎デナベーション治療の対象となる可能性があります。
他に原因がある高血圧(二次性高血圧)の場合には、その原因を治療することが重要であり、腎デナベーション治療の対象にはなりません。

実際の適応については、患者さんの状態や検査結果などを総合的に評価したうえで判断します。

受診について

腎デナベーション治療は、薬が効きにくい高血圧に対する新たな治療選択肢の一つです。
当院では、患者さん一人ひとりの病状に応じて適切な治療方針を検討し、安全で質の高い医療の提供に努めています。

腎デナベーション治療について相談をご希望の方は、かかりつけ医にご相談のうえ、紹介状をご持参いただき循環器内科の高血圧外来をご受診ください。

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