血管撮影装置『ARTIS icono D-Spin』を導入しました

2026.11.06

関西ろうさい病院では、2026年10月に血管撮影装置「ARTIS icono D-Spin」(SIEMENS製)を導入しました。

 

血管撮影装置は、カテーテルを用いて血管内に造影剤を注入し、血管の状態を詳しく調べたり、血管の狭窄や閉塞などに対する治療を行ったりするための装置です。

今回導入した装置は、高度な画像処理技術を備えており、脳や全身の血管をより鮮明に描出することができます。微細な血管や病変の観察に加え、装置が患者さんの周囲を回転しながら撮影することで、血管を立体的な3D画像として表示でき、より詳細な診断や治療計画の立案が可能となります。これにより、脳動脈瘤や脳梗塞などの血管疾患に対して、より精度の高い検査や血管内治療の実施に役立てています。

 

また、本装置には2組のフラットパネル検出器が搭載されており、1回の造影剤注入で異なる2つの方向からの画像を同時に取得することができます。そのため、検査・治療時間の短縮や造影剤使用量の低減が期待でき、患者さんの負担軽減につながります。

さらに、被ばく線量の低減にも配慮した設計となっており、安全性の向上にも寄与しています。

当院では、本装置を含め5台の血管撮影装置を備え、24時間体制で脳卒中をはじめとする緊急性の高い疾患に対する血管内治療に対応しています。今後も高度で安全な医療の提供に努めてまいります。

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