2010.12.06
寒い季節になってくるとインフルエンザが流行ってきます。
インフルエンザはインフルエンザウイルスという非常に小さい病原体が原因でおこります。
冬場の風邪の仲間の一つですが、他の風邪より症状が激しく、周りの人にうつりやすいので各地で広がってしまいます
ウイルスが口や鼻から入って1~3日で高熱が出て、咳や鼻水、頭や筋肉・関節の痛み、全身のだるさなどの症状がおこります
乳児では比較的症状が軽いことも多いのですが、幼児以上の人では症状が強く、食欲不振になり、中には吐いたり、下痢をしたり胃腸の症状がおこることもあります。
最近ではインフルエンザの診断は鼻水を採って調べればすぐわかるようになりました。しかし発病してからあまり時間がたっていないとインフルエンザにかかっていても、結果がうまく出ないこともあるので、検査については医師と相談してください。
インフルエンザにかかると時々肺炎や中耳炎を合併することがあります。
子供ではまれに突然変なことを言ったり、眠り続けたり(意識障害)、痙攣を起こしたりする「脳症」という重症な状態になることもあります。
また特にお年寄りではインフルエンザにかかったために、もともとの病気が急に悪くなることもあるので気をつけなければなりません
「インフルエンザの治療と予防について」は、12月13日掲載予定です。是非ご覧ください
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