大腿膝窩動脈病変の“ステント内再狭窄病変”に対するエキシマレーザーカテーテル治療開始のお知らせ

2020.07.22

繰り返しステント再狭窄を引き起こし頻回に血管内治療を受けられている患者さんに朗報です!!

末梢動脈疾患(PAD: peripheral artery disease)に合併した大腿膝窩動脈病変に対する血管内治療 (EVT: endovascular therapy)において、依然ステントを用いた治療が主流であります。ステントを用いることで良好な治療成績が得られる一方で、ある一定頻度でステント留置後に治療部が再び細くなる “ステント再狭窄” を繰り返し、症状が再発してしまう患者さんが見受けられます。再狭窄したステントに対して通常のバルーン拡張を行っても効果が乏しく、やむなくステントを重ねて留置しても更なる再狭窄につながる悪循環となってしまう患者様もおられます。

当院で導入したレーザーカテーテルによる血管内治療は、度重なるステント内再狭窄に対して、レーザー光線で再狭窄部のプラークを蒸散させた上でバルーン拡張を行うことで、その後の再々狭窄を防ぐ効果が期待されています。もちろん保険診療下で施行可能です。繰り返しステント再狭窄を引き起こし頻回に血管内治療を受けられている患者さんにおかれましては、是非とも当院循環器内科スタッフにご相談ください。

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