2018.02.26
前立腺肥大症とは
前立腺肥大症とは、前立腺が肥大して尿道を圧迫することで排尿障害などの症状を引き起こす病気です(下図)。高齢化社会の現在では前立腺肥大症と診断される患者数は年々増加しています。
診断方法
神経の病気や糖尿病などが排尿障害の原因になることもあり、前立腺肥大以外の病気で排尿障害をきたしていないかを確認することが必要です。また前立腺がんを合併していないことを確認することが重要で、血液中の前立腺腫瘍マーカー(PSA)の測定が有用です。前立腺肥大があれば、超音波(エコー)で前立腺のサイズの測定や、特殊なトイレで尿の勢いを測定、また排尿障害専用の問診票(国際前立腺スコア)で自覚症状を点数化することで前立腺肥大症の重症度を判定します。
次回は平成30年2月26日に「光選択的前立腺蒸散術(PVP)による治療」についてご紹介する予定です。
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