2019.07.10
関西ろうさい病院では、「かんろうリハビリ教室」を開催しています。第6回となる今回は「災害避難のリハビリテーション」をテーマとして、令和元年7月4日(木)に開催いたしました。
①災害避難時に知っておきたいリハビリテーション
関西ろうさい病院 神経内科・リハビリテーション科部長 野﨑 園子
災害時には避難生活でいかに体調を維持するかが鍵であり、避難所などでの体調維持の方法を、「被災混乱期」、「応急修復期」、「復旧期」の段階別にどのようなリハビリテーション対応が求められるのかをご紹介いたしました。
②災害避難時の口腔ケア
関西ろうさい病院 歯科衛生士 尾崎 清香
避難所生活や水不足などで、口の中を清潔に保つことが困難な場合の対策として、非常用に準備しておきたい口腔ケア用品などをご紹介いたしました。また、口腔ケアウェットガーゼを使って、歯ブラシがない場合に口の中を清潔に保つ実習も行いました。
③避難生活 あれば良いもの
関西ろうさい病院 作業療法士 古川 真希
簡易に組み立てられる食器やLEDライト、暖を取るためのシートなど100円ショップなどで購入できる避難所生活であれば便利なグッズをご紹介いたしました。また、一部のグッズについては実際に使用していただきました。
④避難所生活 すれば良いこと
関西ろうさい病院 中央リハビリテーション部長 林 宏樹
日常とは異なり限られたスペースの生活となる避難所生活で、体調を維持するためにすれば良いことをご紹介し、参加者全員で「足首の曲げ伸ばし」や「膝の抱え込み」、「全身を伸ばす」など狭いスペースでもできるリハビリテーションを行いました。(写真)
次回の第7回かんろうリハビリ教室は令和元年11月7日(木)に「転倒・転落」をテーマに開催を予定しています。詳細が決まりましたら当院のホームページでお知らせいたします。ケアスタッフの方のご参加も歓迎いたします。皆様のご参加をお待ちしています。
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