2024.05.13
日本人で増えている大腸がん
日本において大腸がんは最も罹患者数の多いがんであり、死亡数は男性で2位、女性で1位です(2021年データ)。早い段階で治療すれば根治する可能性が高いので、早期診断、早期治療が非常に重要です。便潜血による大腸がん検査を受けた人は死亡率が60-80%低下し、進行がんが50%減少するといわれています。しかし近年では、新型コロナ感染症の影響でがん検診の受診率が落ち込んでおり、コロナ禍前後の2019年と2021年の受診者数を比べると、大腸がんでは9%減少していました。受診者数の回復のために、国、自治体、病院が連携して受診率の向上への取り組みを行っています。