“世界糖尿病デー”のイルミネーションを実施しています

2015.11.09

ブルーサークル平成14年に実施された国民健康・栄養調査によると、日本には約1,620万人の糖尿病患者および予備群がいると推定されています。

糖尿病の重症化予防のためには早期発見・早期治療が重要ですが、糖尿病の大多数を占める2型糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がないため、疑いがありながら治療を受けない人が多く、医療機関や健診などで糖尿病といわれたことのある人の実に約6割が無治療状況にあります。

世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために、2006年国連はインスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日である 11月14日を”世界糖尿病デー”と認定しました。

 世界糖尿病デーは、現在、世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数な疾患啓発の日となっており、この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。

世界糖尿病デーでは、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられますが、これは、糖尿病に関する国連決議が採択された翌年2007年から使われるシンボルマークで、国連やどこまでも続く空を表す「ブルー」と、団結を表す「輪」をデザインし、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに、世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

当院でも、糖尿病啓発のために毎月「糖尿病スクール」を開催していますが、世界糖尿病デーである11月の「糖尿病スクール」は特別イベントを開催し、これに併せて“世界糖尿病デー”の趣旨に賛同の意を込めて、平成27年11月2日(月)から19日(木)まで当院正面玄関横にて、ささやかながらシンボルマークを模したイルミネーションを実施しています。

糖尿病スクールは、事前予約不要で無料です。どなたでもご参加いただけますので、ご家族の皆さんもご一緒にお気軽にお越し下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関西ろうさい病院 糖尿病スクールのご案内
関西ろうさい病院 内科のご紹介

カテゴリー
かんろうメディカル通信 最新記事
月別アーカイブ

ページの先頭へ