MR(麻しん風しん混合)ワクチンについて

2013.01.21

MRワクチンとは、麻しん風しん混合ワクチンのことです。
麻しん(はしか)及び風しんの予防接種を同時に行う場合は、
MRワクチンを使用することになっています。
麻しんまたは風しんのいずれかにかかったあとでも、MRワクチンの使用が可能です。
■麻しんと風しんってどんな病気?
麻しんウイルスに感染すると、約10日間の潜伏期間の後、
発熱やせき、鼻水といったかぜのような症状で発症します。
そして、2~3日間熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が現れます。
感染力が高く、空気感染もするので、
手洗い・マスクのみでは完全な予防はできません。
ワクチン接種が唯一の有効な予防方法とされています。
風しんウイルスに感染すると、2~3週間の潜伏期間の後、
発疹、発熱、リンパ節の腫れ等が現れます。
比較的軽度の感染症ですが、風しんで最も問題となるのは妊婦さんへの感染です。
妊娠初期に風しんにかかると、おなかの赤ちゃんに影響が出るおそれがあります。
風しんにかかるのを防ぐためはもちろん、
妊婦さんへの感染を防ぐためにもワクチンの接種が重要です。

■接種スケジュール
MRワクチンは2回の接種が推奨されています。
定期接種の対象期間は、
生後12~24か月未満(1期)と就学前1年間(2期)です。
■当院におけるワクチン接種
関西ろうさい病院 小児科では、毎週火曜日に予約制で予防接種を行っています。
詳しくは小児科外来にお問い合わせください。
小児科外来受付 直通電話: 06-6416-0282
 (受付時間:月曜日~金曜日の午後1時~午後4時30分)

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