2021.06.28
前回は「グリーンライトレーザーシステム更新のお知らせ①」で「前立腺肥大症とは?」をご紹介しました。内容はこちら。
治療方法の特徴:光選択的前立腺蒸散術(PVP)
排尿障害が重症の場合には手術が選択されることが多く、以前は主に電気メスを用いる経尿道的前立腺切除術(TUR-P)が行われていました。しかし、この方法は一般的に出血が多く、また術後3~4日間尿道に管(カテー テル)が入るため1週間程度の入院が必要でした。一方、PVPでは少ない出血量で前立腺を蒸散することができ(図1)、輸血の心配もほぼありません。また、術後の患部の腫れがほとんどないため痛みが少なく、入院期間も数日と短くなります。
新機種の利点
〇従来品と比較してビーム面積が50%広くなり、従来よりも高効率でスピーディな手術が実現できます。(図2)(手術時間短縮への効果と身体の負担軽減効果)
〇速やかな凝固・止血が可能となります。(パルス波のTruCoag機能)
〇レーザーファイバーの改良によって、従来より耐久性も大幅に向上しました。