北病棟(4F〜10F)
北4階病棟
心臓血管センターの一般病棟で、53床を有しています。
看護師は院内で自主的に学習会を開催し、心臓血管外科手術や血管内手術・心臓カテーテル検査に対応できるように自己研鑽を行っています。
心疾患は慢性疾患です。患者様自身が病気の管理ができることを大切に、看護師は医療者だけでなく患者様・ご家族の皆さまと共に考え、安心して療養を継続できる支援しています。
また、医師、多職種とのコーディネーター役を看護師がつとめ、円滑なチーム医療と安全な医療の提供を心がけています。
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北5階病棟
産婦人科と小児科(新生児)、整形外科の病棟です。
整形外科は、主に人工膝関節置換術や手の手術の患者さんの看護を行っています。婦人科は、良性から悪性まで幅広い患者さんの受け入れを行っています。リンパ浮腫を軽減させるためのマッサージや予防にむけての指導を積極的に実施しています。産科は、周産期に関わる疾患、出産や産後のお母様や新生児のケアを行っています。
平成21年に院内助産システムを開設し、妊娠中より妊産婦さんと一緒に健康管理を行い、より寄り添ったケアが提供できるように取り組んでいます。
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北6階病棟
腎臓内科・糖内分泌内科・血液内科・呼吸器外科を中心とした混合病棟です。急性期から終末期までの患者さんが入院しています。
慢性疾患患者さんに対して、患者指導・教育に力を入れています。北6階病棟と透析室は合併しており、看護師の一部は透析室と北6階病棟でローテーション勤務を行っています。病棟と透析室の看護師が連携することで、より効果的な患者指導・教育が行えるよう取り組んでいます。呼吸器外科の患者さんに対しては、手術などの急性期から緩和ケアまで全人的にケアで取り組んでいます。また、医師・看護師・栄養士・検査技師・理学療法士・歯科衛生士などがチームで関わり、退院後の生活がスムーズに行えるように支援しています。
平成27年12月に、クリーンルーム(準無菌治療室)が2床設置されました。白血病、悪性リンパ腫をはじめとする血液疾患の治療では、感染症を未然に防ぐことが大きな鍵となります。患者さんにとって最善の治療と治療環境が提供できるように努めています。
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北7階病棟
当病棟は、泌尿器科・眼科・救急科の3科混合病棟で、手術治療が中心の病棟です。感覚器障害を有する患者さんや泌尿器科疾患という特殊性から高齢の患者さんが多く、特に安全保障に留意しています。
泌尿器科は癌の手術が多く、放射線治療や抗がん剤の治療との併用など、治療が多岐にわたります。救急科は緊急で来られた患者さんに対応し、医師・診療看護師と協働して高度な治療を実施しています。このように医療依存度の高い患者さんに対し、日々カンファレンスを行いより良いケアが提供できるように取り組んでいます。退院調整看護師・MSWと早期から退院に向け調整し、チーム医療に努めています。
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北8階病棟
整形外科と救急科の病棟です。
整形外科は、関節・脊椎・ハンド・スポーツの4つの専門グループで診療・治療を行っています。関節疾患、スポーツ外傷、転倒などによる骨折で、手術目的の患者さんが入院されています。
救急科では交通外傷や転倒転落による骨折、肺炎、人工呼吸器を装着している患者のケア、火傷などの患者さんが入院されています。
対象となる年齢も若年から高齢者まで幅広く、社会的背景も多様な患者さんに対応しています。急性期から回復期、在宅復帰まで一貫したQOL向上をめざし看護を行っています。そして、スタッフ全員で患者さんに安全で安楽な看護を提供できるように努めています。
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北9階病棟
北9階病棟は、消化器外科・乳腺外科・脳神経内科の混合病棟です。消化器外科・乳腺外科では主に、化学療法、放射線療法、手術、症状のコントロールを中心とした治療を行っています。脳神経内科では、精密検査、治療、リハビリテーションを行っています。
私たちは、患者さんやご家族が病気と上手く付き合えるように、思いに寄り添いながら退院後の生活を見据えて看護実践を行っています。医師や専門・認定看護師、セラピスト、管理栄養士、薬剤師など多職種とも協働し、患者さん個々に合わせた最善の医療とケアの提供に取り組んでいます。
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北10階病棟
北10階病棟は、脳神経外科と耳鼻咽喉科の混合病棟です。
脳神経外科は、ICUと連携を図りながら24時間脳卒中の救急患者を受け入れ、開頭手術・血管内治療・ガンマナイフ治療等の積極的治療を行っています。
私たちは特定看護師を中心に専門性の高いケアやセラピストと一緒に早期リハビリテーションを展開しています。意識障害や機能障害が残存した患者さんには、ご本人やご家族の意向を大切にしながら、MSWと連携を図り退院調整を行っています。
耳鼻咽喉科は、咽頭・喉頭・舌がん等の悪性腫瘍の手術・放射線・化学療法等を受ける患者さんが多いです。NSTチームと共に早期からPEGを用いた栄養管理に力を入れ、また、治療中のQOLを維持できるよう、疼痛コントロールを中心とした症状緩和にも積極的に取り組んでいます。
Message from北10階病棟師長
南病棟(4F〜9F)
南5階病棟
循環器内科、小児科と手術を受ける小児(整形外科、口腔外科、耳鼻科、形成外科など)が入院している病棟です。実に0歳から90歳代までの幅広い年齢層の患者さんが入院されています。病棟には院内唯一のプレイルームがあり、子どもさんが少しでも快適な入院生活が送れるようになっています。
循環器内科は、下肢閉塞性動脈硬化症のカテーテル治療を受けられる方が、様々な地域からの紹介で入院されます。また、下肢の血流が悪いために潰瘍が難治性になった患者さんに対し、看護師・形成外科医・特定認定看護師・皮膚排泄ケア認定看護師・理学療法士がチームとなり、一日も早い退院をめざし医療を提供しています。
日々、患者さんの退院後の生活がより良いものとなるように考えて、支援するようにスタッフ一同取り組んでいます。
Message from 南5階病棟師長
南6階病棟
南6階病棟は消化器内科、形成外科の混合病棟です。消化器内科では消化管ならびに肝・胆・膵疾患の診断から治療を受ける患者さんが入院されます。内視鏡治療をはじめ、化学療法・放射線治療などを受ける患者さんの生活に合わせて、継続した看護が行えるよう、医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などが協働しそれぞれの立場から、専門的な関わりをしています。形成外科では様々な理由で身体機能の一部に障害を受け、機能面からだけでなく、その人らしさを維持するために手術療法を選択される方もおられます。患者さんの今後の生活も踏まえ、社会復帰を目指し、日々看護を行っています。
私たち看護師は、この急性期病院の中でひとり一人の患者さんと向き合い、常に考える看護を実践することで、より安全で安心できる看護の提供を目指していきます。
Message from 南6階病棟師長
南7階病棟
南7階病棟は、内科(循環器・消化器・腎臓・糖尿・血液)・口腔外科・皮膚科の混合病棟です。各診療科、手術や検査を受けられる急性期のケアをはじめ、生活指導や症状緩和を必要とする慢性期から終末期のケアといった多岐にわたる看護を提供しています。
私達の病棟では、懸命に治療に取り組む患者さんが、入院中もその人らしく療養できるように、日常生活ケアに力を入れています。また、入院中から退院後の生活にも着目し、QOLの維持・向上を図るために多職種とも協力し、チーム医療を発揮しています。これからも、患者さん・家族の声を聞きながら、安全・安心な環境を提供できるように尽力していきたいと思います。
Message from 南7階病棟師長
南8階病棟
南8階病棟は、整形外科45床・救急科8床の病棟です。整形外科は周術期の関節・脊椎の変性疾患とスポーツ外傷に伴う疾患、骨折や神経損傷を含む手の外傷が大半を占めます。救急科は交通外傷・肺炎・意識障害など様々な救急患者が日々入院します。全身の管理に注意し急性期看護を中心に安全と安楽を考え看護を実践しています。また、リハビリ科や退院調整部門と連携し機能回復や機能維持に努め、早期退院に向けて日々尽力しています。
Message from 南8階病棟師長
南9階病棟
消化器外科50床の病棟です。主に手術療法を受ける患者に対して周手術期の看護を実践しています。ロボット支援下の手術も多く実施されており、手術件数も年々増加傾向です。手術後の早期回復に向けて安全に入院生活が送れるように援助を行っています。また、排泄経路の変更や手術のために生じるボディーイメージの変化を余技なくされる患者さんに対し、個別性に応じたセルフケアができるよう患者さんと一緒に考えて援助をしています。患者さんが安心して退院後の生活を送ることができるように、退院後訪問も導入しています。
多職種との連携を強め、患者さんにとって安楽と安心を常に考えた看護を目指しています。
Message from 南9階病棟師長
集中治療室・手術部・その他
ICU
ICUはベッド10床で、全診療科で重篤な病態にあり集中治療管理が必要な患者、他施設で管理困難な重症患者、救急隊からの要請のあった患者を24時間体制で受け入れています。
意識障害または昏睡、急性呼吸不全、急性心不全(心筋梗塞を含む)、多発外傷、急性薬物中毒、各種ショック、重篤な代謝障害(肝不全、腎不全、重症糖尿病等)、救急蘇生後等の患者が対象です。
平成27年度から、診療看護師(特定行為ができる看護師)が救急部に配属となり、認定看護師・専門看護師・専従理学療法士(PT)とともに、高度で専門的な医療を提供しています。
ICU看護師は、救急搬送患者の対応も行っています。救急外来での初療、救急隊や開業医からのホットライン対応、そして、平成29年1月開始のドクターカー(ラピッドカー)の電話対応もしています。
また、救急に関する継続教育(BLS、ICLS、ISLS等)、2年毎の災害訓練の中心的役割を担っており、東日本大震災においても、災害支援活動に積極的に参加しました。
Message from ICU病棟師長
CCU
CCUはベッド8床で、心臓血管センターとしてHCU・南5階病棟・北4階病棟・南7階病棟と共に循環器内科、心臓血管外科の患者さんを24時間体制でうけいれています。急性冠症候群、重篤な心不全、致死的不整脈などで内科的治療を必要とする患者さんや心臓血管外科の手術後全身管理を、精神面への援助を行っています。特に人工呼吸器装着中の患者さんは、早期に離脱できるよう「離床」の援助が重要になります。重症な病態を持つ患者さんの離床は、密な観察や判断力をもとめられるため、常に医師や他の医療職と連携を図り、リハビリを行っています。患者さんが生命の危機状態から回復過程を実感しながら、一日でも早く回復できるようにスタッフ全員で取り組んでいます。
Message from CCU病棟師長
HCU
HCU(High Care Unit)は、準集中治療室でICU/CCU(集中治療室)と一般病棟の中間に位置する病棟で、診療科を問わずICU/CCUよりも重篤度の低い患者の受け入れをしています。
病床数は12床で、ICU/CCUからの転入、大手術後の受け入れをしており、常時約6名の人工呼吸器装着患者がおり、密な呼吸・循環管理を行っています。
患者、家族に信頼され、安全で質の高い医療・看護を提供できるようチーム医療を推進しています。
Message from HCU病棟師長
手術室
手術室は、2011年にバイオクリーンレベルの清潔空間を確保しつつ、ストレスコントロールされた照明環境を設置した2室と内視鏡手術に対応したシーリングペンダントシステムを取り入れた2室を増設、手術室総室14室、年間約8500件の手術を実施しています。2014年より高難度の低侵襲手術である「手術支援ロボットダビンチ(daVinci Surgical System)手術」を開始し、2015年には先進のHybrid Operation Romを整備し、外科内科の領域を超えた集学的治療を行っています。2017年には、TAVI実施施設認定を取得しました。
手術室看護師は、患者さんを中心に各診療科医師、臨床工学技士と連携しチーム医療を行い、患者さんの命を守り、術後の生活を守るために日々手術看護の質向上に取り組んでいます。また、院内外からの見学者及び実習、手術看護認定看護師育成の実習等積極的に受け入れています。
Message from 手術室師長
外来
外来は健康上の問題を持つ人が健康診査・診断・治療を目的に病院を訪れた際に、最初の窓口になる場です。短時間でいち早く患者のニーズを見出し、対応するように日々取り組んでいます。「治療」と「生活」の両面から、個々の患者さんの多様なニーズに対応できるように、専門領域に応じた看護師が医師や他職種と連携して「専門外来」に取り組んでいます。暮らしと医療を切り離さずに、「その人らしく生きる」ことを支援させていただいています。
また、がんセンターではがん専門看護師が、様々ながん相談にも対応していますので、お困り事がありましたらご相談ください。
Message from 外来師長
人工透析センター
人工透析センターでは、腎機能障害による透析導入前の腎不全保存期や血液透析、腹膜透析、その他の血液浄化療法の看護を行っています。
腎不全保存期の患者さんには、腎機能悪化予防のための生活指導や腎機能廃絶時の治療選択の支援を通して、セルフケアの自立や精神面でのケアに重点を置いた看護を提供しています。また、定期的に患者さん向けの腎不全教室を開催し、情報提供の場の充実にも力を入れています。(現在は新型コロナウイルス感染防止のため中止しています。)
血液透析・腹膜透析・その他の血液浄化療法患者さんには、病棟看護師や医師、臨床工学技師と連携をとりながら、安心で心のこもった看護の提供を目指しています。
Message from 人工透析センター師長
医療連携総合センター
医療連携総合センターは、平成30年4月1日より、患者さんが安心して質の高い医療を受けられるよう、一人ひとりの状況に合わせた『入退院支援』を行う部門の開設や従来の体制の見直しと強化を致しました。
『入退院支援部門』では、PFM(Patient Flow Management;以下PFMと称す)のシステムを活用した支援を行います。PFMとは、患者さんの身体的・社会的・精神的情報を入院前から把握し、入院中のケアや適正な入院日の管理や退院後まで一貫した支援を組織的に行うことです。
入院後は退院調整看護師やMSWが多職種(医師、薬剤師、リハビリ、栄養士等)と協働して、地域医療機関や関連施設等との連携を強化し患者さんとそのご家族に切れ目のない質の高い医療の提供に取り組んでいます。『社会福祉部門』では、主にソーシャルワーカーが中心となり、社会福祉・保障制度の案内や在宅療養や転院、施設への入所の支援を行っています。
『地域連携部門』ここでは、地域医療機関との連携、他医療機関からの紹介患者さんの情報管理やセカンドオピニオンの申込み受付などを行っています。
『相談支援部門』では、病気になってから発生する経済的な問題や日常生活についてのご相談や専門的ながんに関する相談や医療安全に関するご相談も受けております。
がん相談支援センター
がん相談支援センターは、全国のがん診療連携拠点病院に設置されている「がんの無料相談窓口」です。がん看護専門看護師やメディカルソーシャルワーカー、事務員が、患者さんやご家族あるいは地域の方々に、がん情報を提供し、多様ながん相談にお応えしています。
がん患者さんがご自分の病気の理解を深め、職業生活や家庭生活の中で上手くがんとつき合っていくことを支援するため、がん患者サロン「寄りみち」を定期開催しています。
Message from がん看護専門看護師
化学療法センター
化学療法センターでは、大腸がんや乳がん、肺がんなどの抗がん剤治療が行われています。抗がん剤治療には、殺細胞性薬、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などがあり、治療後の副作用は、使用する抗がん剤によって大きく異なります。
抗がん剤治療は継続的に行われるため、副作用が強くなり苦痛を伴うことも多くあります。副作用の身体症状に加え、生活に困難さを感じることがあります。がん治療と社会生活に折り合いをつけ、患者さんが感じる生活の困難さを自分の言葉で語ることや、その人に合った副作用のマネジメントができるように支援しています。