前立腺肥大症治療最新レーザー導入のお知らせ

2020.12.01


関西ろうさい病院は、兵庫県下初となる、前立腺肥大症治療のための最新レーザー機種『GreenLight XPS』を導入しました。

当院では2012年1月より、前立腺肥大症治療のための「光選択的前立腺レーザー蒸散術(PVP)」を開始しております。この治療法は、従来から行われている一般的な手術療法と比べ、身体への負担が少ないだけでなく高い治療効果も得られる画期的な治療方法で、現在まで500例以上の治療経験があります。このたび、PVP最新機種導入によって手術効率・止血機能が大幅に向上した結果、より安全でスピーディーな治療を提供することが可能になりました。

光選択的前立腺レーザー蒸散術(PVP)

PVPでは、内視鏡(膀胱鏡)を用いて尿道から細い光ファイバーを通して肥大した前立腺へ高出力な緑色のレーザー光を照射し、肥大により尿道を圧迫している前立腺組織を蒸発(蒸散)させることで尿路のつまりを取り除きます。

お腹を切る必要がないため出血や術後の痛みが少なく、入院期間も短くなります。出血のリスクが少ないため、抗凝固剤(血液をサラサラにするお薬)を服薬されている方にも服薬を休止せずに安全に施行することが可能です。
また、勃起障害(ED)などの性機能障害に影響が少なく、逆行性射精などの射精障害の発生頻度を抑制させることができるなど、すでに世界で90万例以上の実績がある治療法です。

 


 

関西ろうさい病院 泌尿器科のご紹介

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