疑義照会簡素化プロトコル改訂のお知らせ

2024.08.16

関西労災病院 薬剤部
薬剤部長 竹田 克明

謹啓

残暑の候、保険薬局の先生方におかれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、当院の院外処方における疑義照会簡素化プロトコルの改訂を行いました。
残薬調整時や当院未採用薬への変更時に、電子カルテのオーダ修正あるいはコメント追加を行うことで、次回医師オーダ時に処方日数間違いや処方内容変更に伴い不要なコメントの消し忘れが生じるなど診療上の都合上問題となるため、修正を行わない方針となりました。また、昨今の薬剤供給状況に伴い、厚生労働省保険局医療課事務連絡(令和6315日)で「後発医薬品の銘柄処方において、「変更不可」欄に「」又は「×」が記載されていない場合にあっては、患者に対して調剤する薬剤を変更することを説明の上、同意を得ることで、当該処方薬に代えて、先発医薬品(含量規格が異なるもの又は類似する別剤形のものを含む。)を調剤することができる」との通達がありましたが、すでに当院薬事委員会で承認されておりますので、追記いたしました。

 

下記の改訂内容をご参照ください。

  • 残薬調整時、電子カルテ上のオーダ修正は行わない(疑義照会簡素化報告書を電子カルテ内にスキャンして保存する)
  • 薬剤の変更に関する処方オーダ修正は、変更薬剤が当院採用薬の場合のみ行う
  • 2.疑義照会不要の例」内の「成分名が同一の銘柄変更」に、「後発品から先発品への変更(ただし、薬剤料の違いについて患者に十分に説明し、了承を得た場合に限る)」を追記する

 

なお、当院ホームページの更新も行っていますので、詳細は院外処方箋における疑義照会簡素化プロトコル第3(2024717日改訂) (院外処方箋における疑義照会簡素化プロトコル 第3版.pdf)もご参照して頂きますよう、よろしくお願い致します。

謹白
2024年8月吉日

 


 

薬剤部ホームページ
カテゴリー
お知らせ 最新記事
月別アーカイブ

ページの先頭へ