「がん相談」のすすめ

2017.10.30

日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人が生涯のどこかでがんになると言われているように、がんは身近な病気です。医学の進歩によって、がんは早期に発見し治療すれば治る割合が向上しています。しかし、「がん」と告げられたときの衝撃は大きく、「頭が真っ白」になり、途方に暮れてしまうことも少なくありません。

厚生労働省は全国に約400カ所の「がん診療連携拠点病院」を指定しており、その病院内には「がん相談支援センター」が設置されています。がん相談支援センターは、その病院で治療をしていない患者さんやご家族など、どなたでもご利用いただけます。相談の内容に応じて専門の医師や看護師、医療ソーシャルワーカー、心理カウンセラーらが、対面や電話で相談を受けています。

関西ろうさい病院でも、がんセンター内に「がん相談支援センター」を設置し、がんに関する相談に対して、専任のがん相談員が一緒に考え、理解に向けて患者さんやご家族をサポートしています。

インターネットの普及により、あふれる「がん情報」に振り回されたり、短い診察時間の中で十分に主治医に質問できないなど、がん患者さんやご家族は孤立してしまう傾向にあります。「答えがなさそうで相談しても仕方がない」と思えるようなことであっても、情報や気持ちを整理するためにも相談は有効です。話を聞いてもらうだけでも、気持ちが落ち着くこともあります。

ひとりで考え込まないで、まずは「がん相談」してみましょう。

 

 

関西ろうさい病院 がん相談支援センターのご紹介

地域がん診療連携拠点病院につて

関西ろうさい病院 がんセンターのご紹介

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