平成28年度第7回糖尿病スクールを開催しました

2016.07.29

関西ろうさい病院では、毎月糖尿病スクールを開催しています。
今回は、平成28年7月21日(木)に「糖尿病と動脈硬化症」、「教育入院と看護相談外来の紹介」、「高脂血症のお薬」、「高脂血症のお食事」をテーマに、当院医師、看護師、薬剤師、管理栄養士から説明いたしました。


①糖尿病と動脈硬化症

動脈硬化症のメカニズム、糖尿病との関連性および動脈硬化を防ぐ方法について、糖尿病内分泌内科の細江医師より説明いたしました。動脈硬化になる原因は、血管の内膜の部分にコレステロールが大量に取り込まれることによります。しかし、糖尿病の患者さんは、コレステロールがそれほど多くなくても動脈硬化が進み、複数の危険因子(高血圧症、脂質異常症、肥満、加齢、喫煙、ストレス、冠動脈疾患の家族歴)をもっていることも多く、動脈硬化を起こしやすくなります。

特に肥満と動脈硬化は密接な関係性にあり、高血糖、高血圧、脂質異常をコントロールする薬を飲むだけでは良い効果は得られません。動脈硬化を防ぐためには、食事療法を守り、肥満に気をつけるほか、塩分を控える、食物繊維を多くとる、禁煙、適度な運動を心がけストレスをためないことが効果的とお話しました。

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②高脂血症のお薬

動脈硬化の原因となる高脂血症について、薬の特徴と飲み合わせに関する注意点について薬剤師より説明いたしました。高脂血症とは、血液中の悪玉コレステロールが多すぎる、あるいは、善玉コレステロールが少なすぎるなどといった、血中の脂質の値が異常な状態を指し、「脂質異常症」とも言われています。

また、動脈硬化が進み心筋梗塞や脳梗塞などの合併症が起こりやすくなり、食事療法や運動療法などの治療が必要になります。それによって脂質コントロールがうまくいかない場合、薬物療法を追加して治療することになります。この講座では、血中の中性脂肪やコレステロール値を減らす効果がある高脂血症の薬を紹介し、合併症を起こさないための正しい服薬が大切だとお話しました。

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③糖尿病教育入院と看護相談外来の紹介

 関西ろうさい病院では年間230~240名の方が糖尿病について勉強しながら、治療を受ける教育入院を体験されています。糖尿病の教育入院には、専用の教育プログラムが用意されており、医療スタッフがいつでもサポートできる体制を整えています。この講座では、糖尿病看護認定看護師が糖尿病教育入院の長所(例:規則正しい生活と適正カロリーの食事が体験でき、実感できる)や教育入院の流れについて説明いたしました。

またインスリン、血糖測定指導、フットケア、療養生活相談などが行える糖尿病看護外来、フットケア外来に関してもご案内いたしました。

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④高脂血症のお食事

 高脂血症を発症させないためにはどのような食事に気をつければよいのか、管理栄養士より説明いたしました。
主に飽和脂肪酸を控える(脂身を取り除く、低脂肪乳にする等)、コレステロールは適量にする、1日25gの食物繊維を酢の物、お浸しなどで摂る、大豆製品を摂る、中性脂肪対策として果物を摂るなどがあげられました。
そのほか、ご飯・メインのおかず・野菜2皿をバランスよく食べると良いことなどをご説明しました。

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いずれのテーマでも講座の後には質疑応答の時間が設けられ、ご参加いただいた皆さんから今回も多くの質問が寄せられました。

次回の講座は平成28年8月18日(木)、場所は管理棟2階C会議室で行われます。 事前申込みは不要ですので、是非ご参加ください。

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