臨床試験とは

2017.10.16

病院でよく使われる言葉の中には、患者さんにとっては、意味のわかりにくいものも多いと思います。医師から病状を聞いたり、何か質問したりする上で医療用語を理解しておくと助けになることがあります。 そこで、一般の方にわかりやすく“医療の言葉”を解説していきます。 臨床試験とは 臨床試験とは、ヒトを対象として薬や医療機器など、病気の予防・診断・治療に関わるいろいろな医療手段について、その有効性や安全性などを確認するために行われる試験のことです。 関西ろうさい病院の臨床試験には「治験」と「自主臨床試験」があります。当院の治験事務局では、当院で行われる臨床試験が安全かつ迅速に質の高いものになるように取り組んでおります。 「治験」とは 治験とは、製薬会社が主体となり国から医薬品や医療機器の製造・販売承認を得るために行う臨床試験のことをいいます。治験の実施に関しては、治験に参加していただく患者さんの人権や安全が最優先されるように、また有効性(効き目)や安全性(副作用)などが科学的な方法で正確に調べられるように、厳格なルールが定められています。 「自主臨床試験」とは 自主臨床試験とは医師が主体となって治療法や診断法の有効性や安全性を調べ、より優れた医療を患者さんに提供する事を目的に行う臨床試験をいいます。この試験で多くの標準療法が確立されており医療を行う上で重要な試験です。ほとんどが保険適用内で行われ、実施する試験の方法や内容は治験と共通点が多くあります。     関西ろうさい病院 治験事務局 のご紹介 関西ろうさい病院 薬剤部のご紹介
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