腹部大動脈瘤のステントグラフト治療

2011.03.14

腹部大動脈瘤はお腹を開けずに治療できます!! 

腹部大動脈瘤に対する治療は、保存的治療
(内服・点滴治療)では改善しません。

つまり発見されれば手術しかありません。
一般的には5cmを超えると手術適応になります。
なぜなら5cmを超えると破裂のリスクが高くなり
破裂した場合の救命率は非常に低いためです。
(4-5cmでの破裂リスク:0.5-5%/年、5-6cmでの破裂リスク:3-15%/年)


手術には、開腹術とステントグラフト治療があります。
ステントグラフト治療は、患者様への体の負担が少なく、
手術に比べて安全に行える
と考えます。

実際には大動脈瘤の形状などにもよりますが、
高齢者の多い大動脈瘤の治療では
ステントグラフトが非常に有用と考えます。
関西ろうさい病院では、ステントグラフト治療1-2日前に入院して頂き、
麻酔科受診及びステントグラフト治療の説明を行い、
翌日カテーテル治療室にて、局所麻酔下に約2時間で治療します。
手術当日は集中治療室に入室しますが、
翌日には一般病棟に退室しリハビリ開始です。
殆どの患者様が翌日から歩行可能であります。

関西ろうさい病院では、術後1週間創部の観察を行い、
1週間後にきちんとステントグラフトが
留置されたかを確認するCT検査を行い退院です。
現在2週間に約1例のペースで行っております。
特に関西ろうさい病院では、
①高齢患者様に合併した症例、
②切迫破裂症例、
③開腹手術の既往があり
 開腹での大動脈瘤治療が困難な症例
などに対しても積極的に行っていきたいと考えております。
[関連サイト]
関西ろうさい病院 循環器内科のご案内
最新のCT320列で患者様にやさしい冠動脈検査を提供(前半)記事はこちら
最新のCT320列で患者様にやさしい冠動脈検査を提供(後半)記事はこちら
関西ろうさい病院では、看護師を募集しています

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