小児用肺炎球菌ワクチンについて

2013.04.22

■肺炎球菌って?
肺炎球菌が原因となる病気には、肺炎、気管支炎等の呼吸器疾患や
副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎、菌血症などがあります。
菌自体はどこにでもいるものですが、
抵抗力の弱い小さなこどもや高齢者は比較的簡単に感染してしまいます。
■肺炎球菌による細菌性髄膜炎
肺炎球菌が髄膜に入ると、細菌性髄膜炎を引き起こします。
細菌性髄膜炎は命にかかわることもあり、重い障害が残りやすい病気です。
症状が風邪と似ており、早期での診断がつきにくいことに加え、
治療が難しいため、かかる前にワクチンを接種しておくことが重要
となります。
■ワクチンの接種について
小児用肺炎球菌ワクチンは計4回の接種が必要で、
生後2か月から接種可能です。
標準的なスケジュールでは、
1~3回目の接種は4週間隔で行います。
4回目は生後12~15か月の期間に、
3回目の接種から60日以上の間隔をあけて接種します。
費用については、平成25年4月より定期予防接種となった
ため、対象年齢の子どもの接種費用は全額助成されます。
※一部の市町村では、自己負担が生じる場合があります。
 また、接種の手続き等も自治体ごとに異なりますので、詳細は各市町村におたずね下さい。

■当院における予防接種
関西ろうさい病院 小児科では、毎週火曜日に予約制で予防接種を行っています。
詳しくは小児科外来にお問い合わせください。
小児科外来受付 直通電話:06-6416-0282
 (受付時間:月曜日~金曜日の午後1時~午後4時30分)

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