お母さんと赤ちゃんの命を守るために①

2019.01.15

お産の危険性

妊娠は病気ではありません。しかし妊娠すると女性の身体は劇的に変化し、つわりから始まる様々な症状を経験することがあります。また晩婚化、高齢出産が増える近年では、加齢に伴い合併症が増加してきているのも事実です。一昔前までは「産後の肥立ちが悪くて」と命を落とされる方も少なくない時代でしたが、近年ではそのような妊産婦さんは非常に稀であり、日本の妊産婦死亡率は約1/20,000と言われています。しかし減少傾向とはいえ、今日でも全国で年間40例の妊産婦死亡が報告されています。
当院では年間300件以上の分娩を取り扱っております。そのなかで年間少数ではありますが、命に関わるような重症の妊産婦さんもいらっしゃいます。

次回は平成31年1月21日(月)に「お母さんと赤ちゃんの命を守るために②」として「命に関わる合併症」、「安全なお産をより安全なものとするために~母体救命講習会~」をご紹介する予定です。


関西ろうさい病院 産婦人科のご紹介

関西ろうさい病院 産科のご紹介

 

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