産婦人科

「おめでとう」と「ありがとう」が交わせるファミリーに

産婦人科の医療の現場は、産科においては、人間の健康な営みの一つである妊娠、分娩という生命の誕生が常にある一方、婦人科においては、がんによる死も常に存在し、まさに生と死が交錯する現場です。

そのような中で、妊娠、出産された方や、婦人科疾患の治癒された方に「おめでとう」が言え、がんで亡くなられる方やご家族から「ありがとう」が言ってもらえる医療の場にしたいと思います。

我々医療スタッフは、皆がファミリーという気持ちでチーム医療に取り組んでいます。そして皆様もファミリーの一員と捉えることで、励まし支えながら治療やケアにあたりたいと思います。

「チーム医療の充実」、「地域連携の強化」、「臨床研究の推進」を実践することにより、すべての人の幸せのために全力を尽くすことを誓います。

産科の特徴

  1. 2009年11月より院内助産システムをスタートし、好評を得ています。落ち着いた環境で、より自然に近い形での分娩が可能です。当院で分娩される方の約2割にあたるローリスクの方に適応できます。
  2. 通常の分娩に際しても、陣痛期・分娩・産褥期まで対応でき、ご家族の方にも同室いただけるゆったりした個室(LDR : Labor Delivery Room)を主に使用しています。
  3. 2013年4月より無痛分娩の希望も受け付けています。ご希望の方は、担当医にご相談ください。
  4. 産後、母児ともに経過が順調な場合は、母児同室制を取り入れています。
  5. 妊婦の方の分娩に対する思いをお聞きして、個人個人のバースプランを立て、可能な限りご希望に沿うよう努力しています。
  6. 小児科と連携して、妊娠35週以上で赤ちゃんの推定体重が1500g以上の分娩を取り扱っています。
  7. 他院で妊婦健診を受けていただき当院で分娩していただくセミオープンシステムも取り入れています。
  8. 母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査(NIPT: Non-invasive prenatal testing)や羊水染色体検査、遺伝カウンセリングを実施しています。

お母さんも赤ちゃんもご家族の皆様も、安心していいお産をしていただける体制を組み、スタッフ一同お待ちしております。

関西ろうさい病院で出産を希望される方へ

婦人科の特徴

  1. 悪性腫瘍の治療は、放射線科と連携して、手術・放射線・化学療法を適切にコンビネーションさせた集学的治療を展開しています。
  2. 治療により期待できる利益とそれに伴う危険性を充分ご説明し、インフォームド・コンセント(説明と同意)を得た上で治療いたします。
  3. 積極的に臨床試験への参加を呼びかけています。
  4. セカンドオピニオン外来を設け、他施設の患者さんに適切な情報提供を行うと共に、当院の患者さんにも疑問点がおありな場合は、他施設のセカンドオピニオンを求めることを積極的に勧めています。

明らかな証拠に基づき、患者さんひとりひとりに満足いただける医療(EBM: Evidenced Based Medicine)を提供できるように努力しています。

診療実績(2015年度)

新入院患者数 1,351 人
外来新患数 1,227 人
入院患者数(年間在院ベース) 10,141 人
外来患者数(年間延べ) 13,678 人
分娩件数 430 件
総手術件数 635 件

2002〜2013年 治療開始症例の5年生存率

<子宮頸がん>
症例数 5年生存率(%)
I期 148 96.6
II期 98 85.7
III期 43 37.2
IV期 30 30.4
<子宮体がん>
症例数 5年生存率(%)
I期 226 94.2
II期 40 97.5
III期 61 75.4
IV期 25 40.0
<卵巣がん>
症例数 5年生存率(%)
I期 84 92.9
II期 26 80.8
III期 75 48.0
IV期 22 40.9

(2016年3月 調査時点)

臨床研究のテーマ

  • 婦人科悪性腫瘍のより良い診断と治療を目指して
  • より快適な緩和医療とは
  • より安全なお産のためのエビデンス構築

地域への貢献、地域医療連携

  • 平成28年1月14日に、尼崎産婦人科医会との合同勉強会を当院がんセンター棟カンファレンス室にて開催
  • 平成28年6月18日に、第22回関西ろうさい病院市民公開講座をソリオホール(宝塚市)にて開催予定
  • 尼崎市をはじめ阪神間の産婦人科医会の先生方との日頃からの密接な連携

当科の姿勢、将来計画

  • 内視鏡技術認定医を育成し、あらゆる腹腔鏡下手術に対応するとともに、ロボット手術も導入していきたい
  • 県立尼崎総合医療センターとの協調を図っていく
  • 地域連携パスを積極的に導入し、運用を図る
  • 非侵襲的出生前検査(NIPT: Non-invasive prenatal testing) や羊水染色体検査、遺伝カウンセリングの実践

産婦人科学術業績 (PDFファイル)

スタッフ

伊藤 公彦(いとう きみひこ)

部長:伊藤 公彦

役職 部長
資格等 日本産科婦人科学会 代議員・専門医・指導医
日本癌治療学会 代議員・倫理委員
日本婦人科腫瘍学会 理事・専門医・指導医
近畿産科婦人科学会 選出評議員
兵庫県産科婦人科学会 評議員・学術委員
日本女性医学学会 女性ヘルスケア暫定指導医
日本職業・災害医学会 評議員
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医・暫定教育医
日本医師会 認定産業医
日本婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG) 理事・広報副委員長・3D・プロトコール評価総務委員
関西臨床腫瘍研究会(KCOG) 代表
大阪大学医学部臨床教授
三重大学医学部客員教授
医学博士
緩和ケア研修会 修了

堀 謙輔(ほり けんすけ)

堀 謙輔

役職 第二部長
資格等 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会 評議員・専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法専門コースインストラクター
日本婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG) 施設監査・認定委員
医学博士
緩和ケア研修会 修了

田島 里奈(たしま りな)

田島 里奈

役職 第三部長
資格等 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
マンモグラフィー読影認定医
医学博士
緩和ケア研修会 修了

鶴田 智彦(つるた ともひこ)

役職 医員
資格等 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医
医学博士
緩和ケア研修会 修了

後藤 摩耶子(ごとう まやこ)

役職 医員
資格等 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
日本救急医学会 救急科専門医
緩和ケア研修会 修了

中川 美生(なかがわ みお)

役職 医員
資格等 日本産科婦人科学会専門医
緩和ケア研修会 修了

レジデント 大久保 理恵子(おおくぼ りえこ)(緩和ケア研修会 修了)

      下地 香乃子(しもじ かのこ)(緩和ケア研修会 修了)

      小谷 知紘(おだに ちひろ)(緩和ケア研修会 修了)

      小野 ひとみ(おの ひとみ)(緩和ケア研修会 修了)

      八木 太郎(やぎ たろう)(緩和ケア研修会 修了)

 

以上の医師が、スクラムを組んで皆様の治療に当たります。

» 産婦人科 外来担当表

産婦人科集合写真

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