産婦人科

産婦人科専門医9名(うち指導医5名)と専攻医4名の計13名(女性9名、男性4名)の医師で診療に当たっています(2023年4月1日現在)。産科では、病棟・外来の32 名の助産師および4名の看護師とともに、妊娠の初期から出産・産後まで安心してお過ごしいただけるような医療を提供いたします。 婦人科では、子宮筋腫・卵巣嚢腫・子宮内膜症などの良性疾患の他、子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなどの悪性疾患にも適切な診断・治療を提供いたします。手術は開腹、腹腔鏡、ロボット支援下腹腔鏡のいずれも対応可能であり、患者さんの病状にあわせて適切な術式を提示いたします。多職種でのカンファレンスをもとに、すべての妊婦さん・患者さんに対して適切なケアや治療が行えるように、チーム医療を実践しています。

産科

ご妊娠おめでとうございます。分娩施設を決める時には、快適であることはもちろんですが、いざという時に安心であることも重要です。日本は、世界で最も安全にお産できる国です。そんな日本も1950年代には、出産10万人あたり160人以上のお母さん達が亡くなっていました。それが、現在では4人程度となっています。日本中の産科医療に関わるスタッフが、長い間努力してきた結果です。

関西ろうさい病院産婦人科は、医師13名(うち、女医9名)、助産師・看護師36名で、お母さんとおなかの赤ちゃんの命を守っています(2023年4月1日現在)。緊急帝王切開には24時間365日対応しています。産後の大量出血に対しても院内に輸血の準備があり(特殊な血液型などを除く)、放射線科と連携して子宮動脈塞栓(子宮の血流を一時的に止めることにより止血をはかります)を行うこともできるため、迅速な対応が可能です。
私たち関西ろうさい病院は、快適さと安全性どちらも皆様のご期待に沿えるよう努力しています。

関西ろうさい病院での出産については、下記特設サイトをご覧ください。

産科サイト

関西ろうさい病院で出産をお考えの方へ

婦人科

  1. 悪性腫瘍の治療は、放射線科と連携して、手術・放射線・化学療法・免疫療法を適切にコンビネーションさせた集学的治療を展開しています。
  2. 治療により期待できる利益とそれに伴う危険性を充分ご説明し、インフォームド・コンセント(説明と同意)を得た上で治療いたします。
  3. 積極的に臨床試験への参加を呼びかけています。
  4. セカンドオピニオン外来を設け、他施設の患者さんに適切な情報提供を行うと共に、当院の患者さんにも疑問点がおありな場合は、他施設のセカンドオピニオンを求めることを積極的に勧めています。
  5. 地域連携協力体制により高度急性期病院としての使命を全うします。

明らかな証拠に基づき、患者さんひとりひとりに満足いただける医療(EBM: Evidenced Based Medicine)を提供できるように努力しています。

臨床研究のテーマ

  • 婦人科悪性腫瘍のより良い診断と治療を目指して
  • より快適な緩和医療とは
  • より安全なお産のためのエビデンス構築

地域への貢献、地域医療連携

  • 2021年11月25日に阪神がんカンファレンスを当院がんセンターよりハイブリッド開催しました。
  • 尼崎市をはじめ阪神間の産婦人科医会の先生方とは日頃より密接な連携を行っています。

当科の姿勢、将来計画

  • 一般社団法人日本専門医機構の専門研修基幹施設として「関西ろうさい病院産婦人科研修プログラム」にて産婦人科専攻医の教育を行っています。
    連携施設の大阪大学・静岡県立静岡がんセンター・兵庫県立尼崎総合医療センター・英ウィメンズクリニック・兵庫県立西宮病院・市立伊丹病院・尼崎医療生協病院と協力して、優秀な産婦人科医師を育成しています。
  • 内視鏡技術認定医を育成しつつ、あらゆる腹腔鏡下手術に対応するとともに、2018年9月よりロボット手術を導入しています。2022年10月からはロボット2台体制となり、さらなる充実をめざしています。
  • 地域連携をさらに活性化していきます。

産婦人科学術業績 (PDFファイル)

診療実績(2022年度)

新入院患者数 1,136 人
外来新患数 1,049 人
入院患者数(年間在院ベース) 7,334 人
外来患者数(年間延べ) 13,237 人
分娩件数 363 件
総手術件数 557 件
分娩数の推移

手術件数の推移

2022年 手術件数(557件)の内訳

新規悪性腫瘍症例数の推移(上皮内癌、境界悪性腫瘍を除く)


スタッフ

伊藤 公彦(いとう きみひこ)

部長:伊藤 公彦

役職 副院長・部長
資格等

日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医・代議員
日本癌治療学会代議員・倫理委員
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医・指導医・代議員
日本肉腫学会肉腫専門医・指導医
近畿産科婦人科学会選出評議員
兵庫県産科婦人科学会評議員・学術委員
日本女性医学学会女性ヘルスケア暫定指導医
日本職業・災害医学会評議員
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
社会医学系専門医協会指導医
日本医師会認定産業医
手術支援ロボット「ダヴィンチ」術者認定
Best Doctors in Japan 2014-2023
関西臨床腫瘍研究会(KCOG) 会長
大阪大学医学部臨床教授
医学博士
緩和ケア研修会修了

堀 謙輔(ほり けんすけ)

堀 謙輔

役職 第二部長
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医・指導医・代議員
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本産科婦人科内視鏡学会・日本内視鏡外科学会 腹腔鏡技術認定医
日本緩和医療学会認定医
手術支援ロボット「ダヴィンチ」術者認定
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法専門コースインストラクター
婦人科悪性腫瘍研究機構(JGOG)理事・利益相互(COI)委員会副委員長・施設監査認定委員会委員
医療安全管理者(全日本病院協会および日本医療法人協会認定)
医学博士
緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了

高田 友美(たかた ともみ)

副部長:高田 友美

役職 第三部長
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本臨床細胞学会細胞診専門医・指導医
日本産科婦人科遺伝子診療学会 認定医(周産期)
日本産科婦人科内視鏡学会 腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医(産婦人科)
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
手術支援ロボット「ダヴィンチ」術者認定
緩和ケア研修会修了
医学博士

後藤 摩耶子(ごとう まやこ)

副部長:後藤 摩耶子

役職 副部長
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本周産期・新生児医学会 周産期(母体・胎児)専門医
日本救急医学会救急科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
緩和ケア研修会修了

吉岡 恵美(よしおか えみ)

吉岡 恵美

役職 副部長
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法修了
緩和ケア研修会修了

尾上 昌世(おのうえ まさよ)

尾上 昌世

役職 副部長
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本産科婦人科学会 女性のヘルスケアアドバイザー
手術支援ロボット「ダヴィンチ」術者認定
緩和ケア研修会修了

大久保 理恵子(おおくぼ りえこ)

役職 医員
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本周産期・新生児医学会新生児蘇生法専門コース修了
緩和ケア研修会修了

下地 香乃子(しもじ かのこ)

役職 医員
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本ロボット外科学会 Robo-Doc Pilot(国内B級)
手術支援ロボット「ダヴィンチ」術者認定
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法専門コース修了
緩和ケア研修会修了

山本 実咲(やまもと みさ)

役職 医員
資格等 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医
緩和ケア研修会修了

レジデント 澤本 康平(さわもと こうへい)(緩和ケア研修会 修了)

      浅井 智奈美(あさい ちなみ)(緩和ケア研修会 修了)

      堀内 僚介(ほりうち りょうすけ)(緩和ケア研修会 修了)

 

以上の医師が、スクラムを組んで皆様の治療にあたります。


» 産婦人科 外来担当表

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