痛みを解消し元気に楽しい人生を!-人工関節全置換術-①

2013.12.02

■人工関節置換術とは
障害のある関節を、特殊な金属やセラミックなどでできた人工の関節に入れ替
える手術を人工関節置換術といい、股関節・膝関節を中心に日本国内で一年間
に10万例以上の手術が実施されています。
■股関節の病気「変形性股関節症」
股関節は歩行時に“要(かなめ)”となる関節です。股関節が傷つくと、歩く
ときに痛みがおこり、満足に歩くことができなくなります。正常な股関節であ
れば、骨盤側のおわん状の臼のようなくぼみ「寛骨臼(かんこつきゅう)」に、
大腿骨の先端の球状の頭のような部分「大腿骨頭(だいたいこっとう)」が
はまり込んでいます。その間の隙間には、レントゲンでは写らない軟骨があり
ます(図1A)。
股関節に痛みがある場合には、軟骨がすり減っている“変形性股関節症”
いう病気であることが多いです。図1Bのレントゲン写真のように、軟骨がすり
減り隙間がなくなっている方もおられます。
また、“変形性”という言葉のとおり、軟骨だけでなく骨そのものが強く変形
し、大腿骨頭が脱臼しかけている状態(亜脱臼)の方もおられます(図1C)。

        図1 股関節レントゲン写真
当院における人工関節置換術は、12月9日にご説明いたします。
+・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・+
関西ろうさい病院のご案内
関西ろうさい病院 整形外科・スポーツ整形外科のご紹介
関西ろうさい病院 中央手術部のご紹介
関労ニュース第三回 新手術室完成!(H23.4)
カテゴリー
かんろうメディカル通信 最新記事
月別アーカイブ

ページの先頭へ