令和2年 第1回『糖尿病スクール』を開催しました

2020.01.31

関西ろうさい病院では、毎月糖尿病スクールを行っています。令和2年第1回目は1月16日(木)に、「糖尿病とは?」、「経口血糖降下薬」、「体の動かし方」、「食事療法の基本」についての講座を開催いたしました。

①「糖尿病とは?」

講師:関西ろうさい病院 糖尿病・内分泌内科 周 邦彦 医師

 糖尿病は進行するとどうなるのか、糖尿病になると何故のどが渇くのか、糖尿病はいつからあるのかなど、糖尿病やインスリンについてユーモアを交えながらクイズ形式で楽しく学んでいただきました。日本人は体質的に糖尿病になりやすく、患者数は増加しています。糖尿病治療は合併症の予防をこころがけ、そのために食事・運動療法を基本にして、生活習慣の改善と薬物療法が重要であることをお話しいたしました。


②「経口血糖降下薬」

講師:関西ろうさい病院 薬剤師

 糖尿病のお薬には大きく分けてインスリンの分泌を促す薬と、インスリンの抵抗性を改善する薬の2種類があることうや、糖尿病の薬物治療においては、自分の使っている薬の特徴を知り、用法用量を守り、低血糖に対する備えを持つことが大切だということなどのお話をいたしました。

③「体の動かし方」

講師:関西ろうさい病院 理学療法士

 糖尿病治療の運動療法について、どのような運動をどのタイミングでどのくらいの頻度で行うと良いかの説明があり、参加者全員でストレッチを行いました。ストレッチは息を止めずに痛みのない範囲で一つの動きにゆっくりと時間をかけ行うことが重要とのことでした。

④「食事療法の基本」

講師:関西ろうさい病院 管理栄養士

 糖尿病治療のひとつ、食事療法の基本は血糖コントロールであり、そのためには、適切なエネルギー量の摂取と規則正しい食習慣、バランスの良い食事が大切であるとの説明がありました。また、食事例をあげて不足している栄養素を問うたり、塩分や食物繊維を多く含む食品を紹介しながら、合併症予防について学んでいただきました。


次回の糖尿病スクールは令和2年2月20日(木)午後1時からです。 事前申し込みは不要です。是非ご参加ください。

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