インフルエンザにも気をつけましょう!!②

2020.12.21

12月14日(内容はこちら)に引き続き、新型コロナウイルス感染症との同時流行が心配されているインフルエンザについて確認しておきましょう。

インフルエンザの治療薬には内服薬と吸入薬と注射薬があります。いずれも発病後2日以内に使い始めると有効とされています。薬による効果の違いはほとんどありませんが、どれを使用するかは年齢や症状などを考えた上で選択処方されます。

予防は卵のアレルギーがない限り、まずワクチンをうつことです。原則子供は1~4週間あけて2回、中学生以上は1回を年内中にうちます。ワクチンをうつことにより、症状が軽くすむ場合があります。乳児への効果は低い場合も多いので、周りの家族の人が全員ワクチンをうけて、家庭の中へインフルエンザを持ち込まないことがむしろ大切かもしれません。

さらに寒い季節は室内に多くの人が集まる機会が多く、室内の空気も空調で乾燥しがちで、人から人へインフルエンザウイルスがうつるのに都合が良い条件が揃っています。大勢の人が一堂に集まるような所はできるだけ避け、人混みへはマスクをし、外から帰ってきた時には必ずうがいと手をよく洗うことを実行してください。新型コロナウイルスと対策は同じです。インフルエンザのことも頭のすみに置きながら、楽しくこの冬を過ごしましょう。

 

 

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