デジタル半導体PET-CT装置「Cartesion Prime」を導入しました

2021.07.21

関西ろうさい病院は、20215月にPET-CT装置をデジタル半導体PET-CT装置「Cartesion Prime」(キヤノンメディカルシステムズ製)に更新いたしました。

新しい装置には、光センサーにデジタル半導体検出器が採用されているため、従来のPET装置では78割程度しかとらえることができなかったガンマ線を、100%とらえて電気信号に変換することができ、効率よくガンマ線を検出することが可能となりました。また、アナログ由来のノイズ混入を排除することで、より精密な画像を得ることができ、悪性腫瘍等の診断能力が向上しました。

新旧PET-CT画像を比較しています。 左)旧PET-CT画像(アナログ)  右)新PET-CT画像(デジタル)

 

さらに、今回導入した装置は、一度の画像収集でカバーできる範囲が広がり、撮像時間の短縮が可能になりました。効率よくガンマ線を画像化できるため、放射性薬剤の投与量を減量できる可能性があり、被検者の被ばく低減につながります。

当院は今後も、より精密かつ患者さんに負担の少ない検査を提供できるよう努めてまいります。



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