主な医療機器・設備

主な医療機器
主な医療設備

主な医療機器

放射線治療装置

「True Beam」(Varian Medical Systems製)

バリアンメディカル社製「True Beam」は、飛躍的に向上した最新鋭機であり、特に強度変調放射線治療(IMRT)や回転強度変調放射線治療(VMAT)、画像誘導放射線治療(IGRT)などの「高精度放射線治療」に威力を発揮できます。従来と比較して最大4倍の高線量率モードを備えており、より短時間でより高精度な治療が可能です。

当院では「True Beam」2台体制で治療を行っています。1台は全身照射に対応し、もう1台は患者さんの体のねじれに対応した6軸ロボット寝台と2方向透視による画像追跡システム「Exac Trac (エグザクトラック)(ブレインラボ社製)」を装備し、小さながん病変に正確に照射させることができます。

併せて、放射線治療計画専用のCT装置「Definition AS」(シーメンス社製)により、肺、肝、膵、腎、胃など呼吸性移動の大きい臓器に対してCTの動画(4次元CT)を作成し、呼吸によるがんの動きを正確に把握したうえで治療を行っています。

また、天井には青空と木々の写真パネルを設け、リラックスして治療を受けていただけるよう配慮しています。

手術支援ロボット「ダヴィンチ」

 

「da Vinci Xi system」(Intuitive Surgical製)

肉眼では見ることができないレベルのものまで3D(三次元)ハイビジョン画像で確認でき、人間の手をはるかに超えた動きと、手先の震えが伝わらない手振れ補正機能などにより外科医の操作性を高め、より安全で精密な手術を行うことができます。また、複雑な手術をわずか1㎝前後の小さな切開創で行えるようになり、患者さんの術後の負担軽減に繋がっています。

320列CT

「Aquilion One」(キャノンメディカルシステムズ製)

320列CT装置はX線を検出する機械が320個並んでいるため、一回転で16cm幅の撮影ができ、脳全体も一回転で撮影することができます。心臓の撮影時間は0.35秒と短く、不整脈のある方や息を長く止めることができない方、じっとすることができない小児でも、きれいな画像を撮ることが可能です。多くの医療機関で使用されている64列CT装置に比べて使用する造影剤の量も少なく被ばくの量も半分以下に軽減できるので、身体への負担がより少なくなります。

3.0テスラ MRI

「SIGNA Architect」(GE ヘルスケア製)

MRIは、非常に強い磁石と電波を利用して体内の状態を映像化する検査機器で、X線と異なり被ばくの心配がなく、造影剤を使わずに血管を描出することが可能です。3.0テスラMRIは、1.5テスラMRIと比べて約2倍の信号強度を利用して検査時間の短縮と高画質化を実現し、従来は診断できなかった病変が診断できるなど、より正確な検査を行うことができます。

体内に金属が入っている方や検査部位によっては1.5テスラMRI装置の方が適している場合もありますので、当院ではこの他に、3.0テスラMRI(SIEMENS製「MAGNETOM Verio」)と1.5テスラMRI装置(SIEMENS 製「MAGNETOM Aera」)も整備しています。

テスラ:磁場の強さを示す単位

ガンマナイフ

「LEKSELL GAMMA KNIFE Perfexion」(ELEKTA製)

γ(ガンマ)線を0.1mm単位で病巣部だけに集中的に照射することで、開頭手術を行うことなく治療することができます。危険性が高く手術が困難であった脳深部の病変の治療や、手術に耐えられるだけの体力が無い高齢者への治療が可能です。聴神経腫瘍、髄膜腫、下垂体腫瘍、転移性脳腫瘍などに高い効果をあげています。

PET-CT

「Biograph」(SIEMENS製)

がん細胞が他の細胞より多くブドウ糖を摂取する性質を利用し、ブドウ糖に似た薬剤を注射し、その分布を画像化することで、がんの有無や場所を調べることができ、悪性腫瘍の診療に極めて有効です。

当院の装置は、PETとCTの両方の画像を同時に撮影することが可能なため、より早く正確にがんの大きさや形、位置を特定することができます。

SPECT-CT

「Optima NM/CT 640」(GEヘルスケア製)

「Optima NM/CT 640」(GEヘルスケア製)

ガンマカメラとマルチスライスCTが一体となった装置で、CT併用により、正確に部位を特定することができ、特にガリウムシンチ、消化管出血シンチ、骨シンチ等で有用です。一度にCT検査と核医学検査を行えるため、PET-CTのような合成画像を作成することができます。
当院の装置は、SPECT装置に核医学検査に最適化された吸収補正専用CTを搭載しています。30mAという低線量での撮影に特化したCTであり、低被曝でありながら高画質かつ高速スキャンが可能です。

SPECT

「Ventri」(GEヘルスケア製)

「Ventri」(GEヘルスケア製)

体内に投与された放射性医薬品から放出される単光子の微弱なガンマ線を検出し、その分布を画像化する装置です。当院の装置は心臓検査専用のもので、心臓専用の3次元画像再構成機能搭載により、撮影時間が従来のものより半減されたほか、検査時に腕を置くアームサポートや腹臥位検査用のフェース/アームサポート、腰の負担を軽減するレッグサポートなど心臓検査に有用な装備を揃え、患者さんの負担を軽減する装置を備えています。

IVR-CT

「Infinix Celeve-I INFX-8000C」(キャノンメディカルシステムズ製)

血管造影装置とCT 装置が一体となったものでCTを使用した穿刺、ドレナージなどのIVRに使用できます。当院のIVR-CT装置は、術中、被曝の状況を可視化でき、患者さんの放射線皮膚障害のリスクを管理することが可能です。さらに、スポット透視機能により関心領域のみにX線を照射できるので積極的な低線量透視を行うことが可能です。付属のCT(Aquilion PRIME)は80列多列検出器を持ち、短時間で全身を撮像することができ、血管の3D画像を撮像することも可能です。

血管撮影システム

「Artis zee BA Twin」(SIEMENS製)

 

カテーテルを使って血管内に造影剤を注入し、血管の狭窄や閉塞を検査・治療する装置です。

当院の血管撮影システムは、X線を素早く電気信号に変えてデジタルイメージに変換することができるフラットパネル検出器を備えているので、微細な血管もクリアに観察できるなど画像解像度が高く、多様な3D画像により病変解析機能に優れ、患者さんへの被ばくが低減できる装置です。

また、このフラットパネル検出器が2組搭載されているため、一回の造影剤注入で二方向からの画像を同時に取得することができ、検査・治療時間の短縮と造影剤量の低減が図れます。そのため、患者さんの大幅な負担軽減につながり、高度な血管内治療・検査を安心して受けていただくことができます。

当院では、この他に2台の血管撮影装置を使用しています。

内視鏡システム

上部消化管内視鏡
(GIF-H290Z)

下部消化管内視鏡
(CF-H290ZI)

超音波内視鏡
(GF-UCT260)

 

「EVIS LUCERA ELITE」(オリンパス製)

当院の内視鏡システムは、従来のハイビジョン画質を上回る高精細画像に加え、2段階フォーカス切り替え機能、狭帯域光観察(NBI)機能により、胃や大腸などピント合わせの難しい狭い空間においてもピント合わせがしやすく、対象臓器の奥まで明るく映し出すことで、腫瘍性病変の早期発見、検査時間の短縮が可能です。
下部消化管内視鏡は視野角が172度と広く、腸壁に当たると自然に曲がる機能によってスムーズな挿入が可能となり、患者さんの苦痛が軽減されています。また、超音波内視鏡は先端に超音波の振動子を搭載し、消化管内腔から超音波所見を得ることが可能です。膵臓や腹腔内リンパ節など体表エコーでは充分に観察できない部位を詳細に観察でき、体表からでは距離が遠いことや間に他臓器があることによって穿刺ルートを確保できない部位に対して穿刺を行うことができます。

マンモグラフィ

「MANMOMAT Inspiration PRIME Edition」(SIEMENS製)

当院のシーメンス社製「MANMOMAT Inspiration PRIME Edition」は、乳腺の伸展が期待できる乳房が柔らかい間だけ圧迫を行い、診断に最適な画像が得られる圧迫圧となった時点からは必要以上に力をかけません。そのため、乳房の圧迫による痛みや不快感を軽減することができます。また、±25°の範囲で撮影角度を変えながら連続撮影を行うため、検査をスムーズに短時間で受けることができます。

さらに、4cmの乳房厚で平均乳腺線量約1mGyと被ばく線量が低く、加えて画像が鮮明で、石灰化(カルシウムの沈澱)や腫瘤(しこり)の描出が容易になりました。

従来のマンモグラフィは三次元の解剖学的情報が平面画像に投影されるため、高密度乳腺組織構造と重なっている場合は、偽陽性や偽陰性と診断されやすいことがありますが、トモシンセシス(断層撮影)の機能により、1㎜厚のスライス画像で確認することができ、多くの偽陽性診断や誤診、不要な組織生検(がん細胞かどうか組織を取って顕微鏡で調べる検査)を減らすことができます。

当院のマンモグラフィは組織生検(ステレオガイド下マンモトーム生検※)装置も搭載しています。

※ステレオガイド下マンモトーム生検=マンモグラフィで病変を確認しながら針を刺し、組織を吸引しながら採取して、がん細胞かどうかを顕微鏡で調べる検査

遠心型血液成分分離装置

「Spectra Optia」(テルモBCT製)

細胞治療およびアフェレシス治療のプログラムを1つのプラットフォームで実行できるためオペレーターの操作時間が短く、また、幹細胞の採取能力が高いため、採取回数の減少により患者さんの負担を減らすことができます。当院では、自家末梢血管細胞移植に使用しています。

ナローバンドUVB照射装置

「UV7002」(Waldmann製)

ナローバンドUVB療法は紅斑やDNA障害を起こしにくいという長所があり、乾癬、尋常性白斑、慢性苔癬状粃糠疹、類乾癬、菌状息肉症、皮膚リンパ腫、アトピー性皮膚炎など多くの皮膚疾患に有効です。当院の装置は全身照射型のため、病変が全身に及ぶ場合でも照射に時間がかからず、均一に照射することができます。

主な医療設備

ハイブリッド手術室

透視システム:「Allura Clarity FD20 OR」(PHILIPS製)
超音波診断装置:「EPIQ7」 (PHILIPS製)
手術室:「VARIOP」(MAQUET製)

ハイブリッド手術室とは、3D撮影も可能な高性能の心臓・血管X線撮影装置を備え、空気清浄度、人工心肺装置・麻酔設備等様々な基準を満たした手術室のことで、外科手術と血管内治療のいずれにも同時に対応することができます。

詳細はこちらをご覧ください。

手術室

手術室13室のうち2室に、ヨーロッパ以外では初となるドイツ・ドレーゲルメディカル社製手術設備システム「オペラ」を、また、別の2室にはドイツ・マッケ社製シーリングペンダントシステムを導入しております。

オペラシステムでは、天井面のヘパフィルターを通過した清浄な空気を、エアスタビライザーと呼ばれるガラス製の壁により乱流を起こすことなく術野に送るため、手術部位の空気清浄度が確保できています。 一般的な手術室では、電気メスや吸引器などの電線や配管を床にはわせて壁のアウトレットに接続させていますが、床をはう電線や配管は、大型機器や人の移動と清掃の妨げになっています。オペラでは天井から吊り下げたビームに接続することにより、これらの線が床をはうことがなくなり、より清潔で安全な手術の実施環境が実現されています。

外来化学療法室

窓のある明るい治療室に13床のベッドと7床のリクライニングチェアを配置し、各スペースに十分な広さを確保しています。また、各ベッド、リクライニングチェアには液晶テレビを装備し、長時間の治療でもくつろいでいただけるよう環境を整えています。待合室では、患者さんや付き添いの方にもゆったりとお待ちいただける環境と化学療法に関する情報の提供を行っています。さらに、外来診察ブース、化学療法相談室、カンファレンス室等とともに、化学療法室専用の調製室も備えています。

内視鏡センター

内視鏡センターのようす

内視鏡センターのようす

内視鏡センターのようす

内視鏡センターのようす

プライバシーに配慮した独立する4室の検査室、検査前にリラックスして準備ができる前処置室、専用トイレ、鎮静剤使用下での検査に対応できるリカバリースペースを設けています。
リカバリーチェア機能を持つ移動式検査ベッドの使用により、苦痛の少ない鎮静下検査を受けた後も、そのままリカバリースペースに移動でき、より安全・快適な検査を受けていただけます。
スコープの洗浄は、専門のスタッフがガイドラインに沿って行っており、感染対策にも万全を期しています。
内視鏡システムの詳細については、上記医療機器のご紹介をご覧ください。

内視鏡システム

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