2011.04.25
ある程度年齢を重ねると、眼瞼(まぶた)は多かれ少なかれ下垂してきます。
眼瞼が下がってくると視野が狭くなり
本やテレビを見るのが辛くなってきたりします。
特に上のほうが見えにくくなってきますので、
車の運転をされる方では交差点の近くで信号を確認しづらくなり、
それとは気づかずに赤信号で交差点に入ってしまうことがあり危険です。
瞼が開きにくいと
それをカバーするために眉毛を引き上げることになり、
額のしわが増える原因のひとつとなります。
無意識のうちに顎を持ち上げるようにもなり、
そういったことが重なって神経が余分に緊張した状態となり、
肩こりや頭痛などが起こることもあります。
目に光があまり入ってこないと世界も暗く
感じ気分が落ち込むこともあるようです。
こういった症状も眼瞼下垂を治療することで
改善される場合があります。
一重瞼の方やコンタクトレンズを常用されている方などでは、
比較的若くから起こることもあります。

治療としては比較的軽度で一重瞼の場合は
二重瞼にするだけで改善することもありますが、
多くの場合には瞼を引き上げるための筋肉に
つながる膜を引き出して固定する手術を行います。
1週間程度は瞼が腫れますので、
ある程度時間の余裕をとっておいてもらったほうが良いでしょう。
気になる症状をお持ちの方は一度 形成外科をおたずねください。
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