変形性膝関節症に対する最新治療②

2016.04.11

モダン人工関節置換術                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        近年の変形性膝関節症の治療では痛みを取るだけでなく、より患者さんの満足度が高いものが求められています。治療技術が進歩し、コンピューターによって正確で安全に手術ができるナビゲーションシステム(図3)が導入され始めています。人間の目側で手術を行うと、手術中に骨を切る角度に2~3度の誤差が生じることがありますが、このナビゲーションシステムでは角度が0.5度単位で表示されるため、足を正確に矯正することが可能になります(図4)。それによって術後の機能が良くなり、人工関節の入れ直しのリスクを減らすことが期待できます。 また、このナビゲーションシステムに加え、膝により良い安定感を与える手術方法を用いたり、人工関節の最新機種を導入するなど、最先端の人工膝関節置換術が行われるようになってきました。麻酔科と連携して神経ブロックを併用することで、痛みが最も強い術後2~3日をコントロールしたり、早期の回復を目指して、専門の理学療法士が患者さんの生活環境に合わせたリハビリテーションを行うところもあります。 ず1 ず2                                                                                     関西ろうさい病院整形外科について                                                                                                                                                                               関西ろうさい病院中央手術部について

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