早く見つけて楽に治そう大腸がん ③

2017.08.28

前々回は「誰でも出来る安心・簡単・安価な検診方法」をお伝えしました。
また、前回は「便採血が陽性であれば精密検査を」をお伝えしました。

早期がんと進行がんの治療

早期の大腸がんの多くは大腸内視鏡で切除することが可能になります。最近は大腸がんが大きくても深さが浅ければ内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行い切除することが可能になっています。
平成26年度の調査では、便潜血検査で大腸がんが見つかった人の47%は内視鏡的治療を受けていました。一方、一部の早期がんとほとんどの進行がんは手術での切除となります。現在は腹腔鏡手術が普及しており、当院でも大腸癌手術の90%以上を腹腔鏡手術で行なっています。
技術の進歩により、がんは早く見つければ楽に治せます。これを機会にぜひ大腸がん検診の受診をおすすめします。詳しい治療方法などについては消化器外科専門医までご相談下さい。

 

    関西ろうさい病院の大腸がん手術数と腹腔鏡の割合

 

 

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