心房細動アブレーション②

2018.03.19

前回は「心房細動とは?」「アブレーション治療」について、ご紹介しました。内容はこちら

“楽に”治療を受けていただくために
 心房細動アブレーションは治療に伴う痛みなどの負担が大きく、施術をためらわれる患者さんも多くおられました。当院では少しでも楽に治療を受けていただくために、様々な取り組みを行っています。今回はその一部をご紹介いたします。

全身麻酔:これまでは「鎮静」という、感覚を鈍くして痛みを感じにくくする麻酔が行われてきましたが、より苦痛を取り除くため、希望される方に全身麻酔下でのアブレーション治療を実施しています。施術中は完全に眠っていますので、痛みや不安などの苦痛を感じることなく治療を受けていただけます。

鎮静下の経食道心エコー検査:血栓ができやすい患者さんに、アブレーションの術前に実施する検査です。口から「エコープローベ」という胃カメラのような器具を入れて、心臓内の血栓の有無を調べます。より楽に検査を受けていただくため、希望される方には鎮静剤を投与して実施するようにしています。

私たちの目標は、一人ひとりの患者さんに安全・正確な治療をできるだけ“楽に”受けていただくことです。 詳しい治療方法、また心配事や不安などがあれば、循環器内科専門医までお問い合わせください。

 

 

関西ろうさい病院 循環器内科のご紹介
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