腱板断裂に対する関節鏡視下手術②

2018.04.23

前回は「実は整形外科が最初なのです」をご紹介しました。内容についてはこちら

腱板断裂の治療

腱板とは肩関節の周囲にある筋肉で、腕を上げるのに重要な役割を果たしています。この筋肉が転倒、転落で切れてしまうことがあり(自然と切れてくることもあるのですが)、肩の痛み、腕が上げられないなど日常生活が不便になってきます。肩の痛みは、じっとしているときや夜寝ているときにも出てくるようになり、五十肩と間違われていることもしばしば見受けられます。
 さて、外科的治療(手術)ですが、以前は大きく皮膚を切開して切れた筋肉を修復していましたが、最近では関節鏡を使って修復するようになってきました。関節鏡を使うことのメリットは、切れた部分を詳細に観察でき、適切に修復できることです。また、皮膚の切開が小さくなることで、術後の痛みや筋肉の癒着などが少なくなり、リハビリもスムーズに進むため、患者さんにもメリットがある手術方法と言えます。

 もちろん、修復できるものとそうでないものもあり、腱板断裂だから何でも関節鏡治療(手術)が出来るわけではありませんので、肩の痛みを感じている方や腱板断裂でお困りの方、また詳しい治療方法などについてお知りになりたい方は、整形外科専門医までご相談ください。

 

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