乳がんになった時の情報収集

2011.07.19

「情報収集」というと、最近ではインターネット
活用する方が多いと思います。
病気のことでも、キーワードを入力すれば、
多数の検索結果が出てきます。

しかしながら、そのなかから正しい情報を
どのようにピックアップすればいいのか、
迷うことも多いのではないでしょうか?

われわれ医療従事者は、学会や勉強会に参加したり、
医学雑誌の論文を読んだりして情報収集をしていますが、
患者様にとっては難しいことです。
学会発表や論文ではわかりづらい医療用語や略語が
多用されます。
また日常診療において複数の選択肢がある場合、
そのための情報収集には「乳癌診療ガイドライン」を活用します。
このガイドライン作成には、日本乳癌学会から
多数のエキスパートが参加しており、
信頼度の高い、中立的な情報源です。
しかし、これも患者様やご家族が読みこなすのは困難です。


そこで、このガイドラインを一般の方用に
わかりやすく、質問形式で編集した
「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」
出版されています。

当院の医療連携総合センター
『がんに関する図書コーナー』にも置いています。

治療の選択に困った時は、例えば
セカンドオピニオンという手段もあります。

インターネットで検索してみるのもいいでしょう。
確実に信頼できる内容を求めるとしたら、
このようなガイドラインを利用するのも
いいのではないでしょうか?
「患者さんのための乳がん診療ガイドライン」は、
医療者用の5冊を1冊にまとめています。

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