2011.08.01
7月27日(水)平成23年度 第2回 肝臓病教室が開催されました。
慢性肝炎の検査について、
消化器内科部長の萩原秀紀医師から
画像検査と肝生検についてのお話しが
ありました。
<肝臓の画像検査>
腹部超音波検査(腹部エコー)
CT検査
ダイナミックCT検査
MRI検査
プリモビストMRI(EOB-MRI)検査
ダイナミックCT検査やプリモビストMRI(EOB-MRI)検査については、
聞きなれない方も多いかもしれませんが、
どちらも造影剤を投与しての検査で
プリモビストMRI(EOB-MRI)検査は、
2008年1月から使用が可能になった新しい検査です。
・肝細胞造影相が観察できる
・高感度で結節性病変(肝細胞を有さない病変)を検出できる
という特徴があります。
その他に、
肝生検についてのお話しがありました。
肝生検は、肝臓に直接検査用の針を刺して、
肝臓の一部を採取する検査です。
診断を確定したり、
病気の程度(炎症の程度や線維化の程度)
肝脂肪の有無、
鉄の蓄積の有無(特にC型肝炎の場合)などの評価や
治療の効果を判定するのに大切な検査です。
刺した場所からの出血を予防するために、
検査後は安静にする必要があるため、
2泊3日の入院をしていただくことになります。
次に、担当の南6階病棟(消化器疾患)の看護師から肝生検の検査入院についてのお話しが
ありました。
検査前日のオリエンテーション
検査当日の食事や点滴
検査後の注意点
退院後の注意点
など
その後、ご参加いただいた方から
インターフェロン治療についてや
かかりつけ医との付き合い方
についてのご質問・ご相談があり、
それにお答えさせていただきました。
次回は、9月28日(水)13:30より
慢性肝炎の治療について
インターフェロン投与中の日常生活について
副作用との上手な付き合い方や旅行についてです。
萩原医師と担当看護師が
わかりやすくお話しいたしますので、
皆さま、お気軽にご参加ください
関西ろうさい病院 消化器内科のご紹介
関西ろうさい病院 広報誌「かんろう.ねっとNo.3」のご紹介