東日本大震災被災地医療支援活動について④

2011.09.08

薬剤師の松本です。
平成23年4月10日~13日 宮城県仙台市若林区での
医療支援活動最終日のご報告をいたします。
4月13日(水)
最終日、東北労災病院を出発、
仙台駅より臨時バスにて山形空港へ。
医療チーム5名無事関西ろうさい病院へ帰院
やっと肩の荷が下りました。
◆ 私が災害医療チームで薬剤師として行った活動 ◆
 前施設などが残していった薬剤の評価(当院採用薬剤との対比)と整理
 医師が処方する薬剤に対する正確な調剤
   手書き薬袋、数量など全て自己鑑査にて行なわなければならない。
 処方の妥当性の評価
   医師の診察結果に対して処方は適正かどうか、
   処方しようとした薬剤がない場合の代替薬剤の選択
 患者の常用薬との相互作用チェック
   診察時、患者は自身の常用薬を申し出ない場合がほとんどで、
   また医師も聞き取りをしている余裕はない。
   したがって薬剤師が患者に薬を渡す時に服薬方法を
   指導すると同時に常用薬がないか、
   あれば相互作用はないかをチェックする。
病院のユニフォームは、目立つ赤色の生地で
背中に災害医療斑のロゴ、胸に薬剤師の名札。
おかげで避難所では被災者の方々から
「薬剤師さん~!」と
気軽に声を掛けて頂き、相談に乗るという場面が多くありました。

(避難所内で)
主に薬剤の飲み合わせや、処方されている薬が
効くかどうかというような簡単な質問が多かったですが、
被災者の方々と少しでも言葉を交わすことができ、
また心のふれあいを感じ合え、わずかですが
被災者の方々の助けになれたように感じました。

最後に今回の災害医療派遣にご協力頂いた
関係各位に厚く御礼を申し上げます。
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