2018.10.19
関西ろうさい病院は、平成30年10月8日に開催された「第47回尼崎市民まつり2018」に、出張心電図コーナー(『不整脈おらへんかー?』)を出展し、当院循環器内科の増田医師、神田医師、松田医師と関家臨床検査技師により、158名の市民の皆さんに心電図測定と検脈をご体験いただきました。当日は尼崎市民まつりを巡視しておられた稲村尼崎市長にもご体験いただき、当院の活動についても説明させていただきました。
<写真左:稲村尼崎市長> <写真左:増田医師 写真右:関家臨床検査技師>
一般的に脳梗塞を発症した人のうち2割~5割の方は、不整脈をはじめとする心臓の疾患を持っていると言われています。心臓に疾患があると血管の中に血のかたまり(血栓)ができやすくなり、それが血液の流れに乗って脳まで運ばれ脳の血管を詰まらせてしまうと、「心原性脳梗塞」という脳梗塞がおこります。
脳梗塞を発症すると重大な後遺症が残ることも少なくなく、我々は脳梗塞の発症リスクを減少させるために、不整脈を減らしていくことがとても重要だと考えております。つまり不整脈を放置されている方や不整脈に気付かないでおられる方に心電図測定と検脈指導を通して「心原性脳梗塞」のことを知っていただき、必要に応じて適切な治療を受けていただくことで、脳梗塞で苦しむ患者さんを減らすことができると考えております。
今後もいろいろな場所にお邪魔して、出張心電図コーナー(『不整脈おらへんかー?』)を開催していきたいと考えておりますので、お見かけになったらぜひご参加ください。